目の隈(くま)が出来るメカニズム
個人的な話ですが、最近夜遅くまでゲームをする生活が少し続きました。
すると次の日、しっかりと目に隈(くま)が出来ていました。
夜更かしをして、目に隈が出来た経験がある方は多いと思いますが、今回はその仕組みについてまとめてみたいと思います。
隈の種類
目の隈にも種類が分けられており、青隈、茶隈、黒隈の3つがあります。
これらはいずれも目の隈ですが、その成り立ちが違うという特徴があります。
簡単に説明すると、青隈は血行不良によるもので、睡眠不足や疲労によって出来るため、最も一般的なものになります。
目の下の部分はそもそも皮膚が薄いため、流れる血管の血流が滞ってしまうと、色が青黒く、悪く目立ってしまうということです。
茶隈は摩擦や紫外線などで、目の下の部分で色素沈着を起こしている状態の隈になります。
例えばアイメイクなどをこすって落としたり、洗顔などでもゴシゴシと強くこすると、色素沈着が起き、いわゆる黒ずみとなって現れている状態です。
黒隈は目の周りの皮膚のたるみや脂肪によってできるもので、いわば加齢によって起こる隈のことです。
簡単にまとめると、20代から30代の若い方に起こりやすいのが、疲れ目などから起こる青隈やお肌のトラブルとも言える茶隈、40代以上の方に起こりやすいのが皮膚のたるみによる黒隈、と言えます。
ですので、対処法もそれぞれに適したものを行えば、改善につながります。
血流改善とお肌の保湿がカギ
まず青隈の改善ですが、やはり疲れ目が大きな原因ですので、血流を改善して疲労を回復させることが大切です。
単純に、温かいタオルで目を覆って温めるのはもちろん、軽く指でマッサージするのも効果的です。
次に茶隈は、簡単に言えば肌トラブルですので、色素沈着を改善するための施策が必要になります。
例えば目の周りに使用できる美白アイテムを使ったり、欠かさずに保湿をすることは重要です。
黒隈も同様ですが、コラーゲンやエラスチンと言ったものを含むアイテムがあると、たるみ予防につながり、皮膚の弾力を維持する効果が期待できるのでおすすめです。
もし気になる時は美容系のクリニックで、皮膚を直接引き締めるのも検討してみてください。
こまめに目を休ませて隈予防を
目の隈の予防は、何よりも目を酷使しないことに尽きます。
最も重要なのは睡眠で、睡眠中に体全身の疲労がとれて行き、お肌も回復していきますが、睡眠がとれないということはそうしたことが出来ないということに直結します。
その他だと、こまめに目を休ませるのも予防になります。
例えば2時間ほど集中して作業をしたような場合では目の周りをマッサージしたり、目を閉じて休むだけでも疲労回復につながります。
また、目元の血流という意味で言うと、カフェインやアルコール、タバコといったものも、血流悪化の一因になるので、そうしたものを控えるのも結果的に隈予防になります。
茶隈の予防は、紫外線の予防や普段のスキンケア、洗顔で充分予防になりますが、黒隈は加齢やたるみによって起こるため、予防が難しい点があります。
ただ、目の周りの筋肉を鍛えるように、日頃から動かすのは、黒隈の予防になります。
片目ずつウインクして強くつぶったり、逆に大きく見開いたりして、目の周りの筋肉を動かしたりすると、たるみの予防につながりますので、不安のある方は是非試してみてください。