しもやけってどんな病気?どうやって治すの?【リスナーからの質問】#774

冬になりやすい「しもやけ」

先日コメントにて、両耳が赤く腫れて、1週間以上経っても治らない、というものを頂きました。

お風呂などで温まるとかゆみが出て、しもやけなのでは、といったものです。

しもやけとは、コメントのように寒さによって赤みとかゆみが起こる、という症状で、特に冬の屋外で活動している際に起こりやすいです。

今回はこのしもやけについて、お伝えしていきたいと思います。

お子さんと高齢者に注意

しもやけは、皮膚が薄い方や末端の血行が弱い人になりやすいという特徴があるため、お子さんと高齢者に特に注意が必要です。

手袋をせずに雪遊びや外仕事をすると発症すると思われがちですが、寒い場所に長時間居たあとで、暖房器具の近くに行って急に温めることでも発症することがあります。

また氷や水に長時間触れ、濡れていることでも発症することがあります。

しもやけの初期症状は、赤くなったりかゆみが出ることがほとんどですが、進行すると水ぶくれが出たり、ただれるようになることもあります。

温めて余分な水気をとる

しもやけを治すためには、まずは温めることが大切です。

ただし前述のように、冷たいところから急に暖房にあたって温めると、長引かせる原因になるため、温めすぎないように注意して、ゆっくり温めるようにしてください。

次に、濡れている場合はタオルなどで余分な水分を取り除いて、乾燥させて、それから保湿するようにしてください。

これを応急処置として行った後は、指や手足のストレッチなどをして、血流を良くする対策をして下さい。

お薬としてはビタミンEやヘパリン類似物質が入っているクリーム、軟膏があると便利です。

防寒についてはウールやフリース材の靴下や手袋をすると、尚良いです。

凍傷の場合はすぐに病院へ

もし、水ぶくれやただれがある場合は病院に行ってください。

長時間、雪や氷といったものに触れていると、しもやけが進行して凍傷となることがあります。

凍傷は文字通り凍り付いたように皮膚が硬くなり、末端の感覚も無くなり、最悪切除するリスクもあるため、凍傷が疑われる場合はすぐに病院に行ってください。

冬の外遊び、外仕事の際はしっかりと防寒を

しもやけの予防は何よりも、防寒にあります。

実は自分も以前、耳が完全に凍傷になったことがあり、完治まで2年ほどかかったということがあります。

冬の外遊びや外仕事の際は必ず防寒をして、特に濡れないように防水も忘れずに行うようにしてください。

また、急激な温度変化も、しもやけの大きな要因ですので、急に温まらずに、体を慣らすように温めてください。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属