Voicy更新しましたっ!
今回は11月初旬現在のcovid-19の最新情報
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covid-19予防の「10の知識」
今回はcovid-19の、11月4日現在の最新情報をまとめて行きます。
つい先週に厚労省が「10の知識」として、現在の状況を10個のトピックにまとめて、発表しました。
今回はこれを中心に、covid-19について詳しく触れていきます。
現時点の診断数
まず最初の項目が、診断数です。
単純に、これまででどれだけの数の人がcovid-19に感染したか、ということで、数で言うと9万6000人、日本の総人口の0.08%の方が感染したとされています。
内訳は20代の方の0.2%が最も多く、これは各世代平均の2.5倍ほどの数字です。
高齢者よりも活動的な面もありますが、元々の第一波と呼ばれていた時期は、今ほど検査体制が整っておらず、発熱が4日経過してようやくPCR検査がされ、感染者の濃厚接触者も無症状であれば検査の対象外となっていました。
現在は、その当時よりも検査の対象を拡大しているため、おそらくこの数字よりも大きく乖離している可能性が高いと思います。
そして診断数に関してもう一つ、この10の発表の4番目に「海外と比べての診断数」と言う項目があります。
日本の人口当たりの感染者数、死者数を比べると、全世界の平均や主要国と比べて低い水準で推移している、とされています。
欧米や南米は文化の違いもあり、そうした国が平均を押し上げているということもあるため、平均と比べたら低い水準であることは確かですが、主要なアジアの国と比べると、日本は多めであることは確かです。
死亡率について
covid-19による死亡率についてですが、これは正しい死亡率の数字は、出すのが非常に難しいです。
ある程度正確な、感染者の絶対者数も分からないため、死亡率は比較的高めに出る傾向はあります。
数で言うと1%に満たない程ですが、医療体制は国ごとで全くバラバラで、医療にかかるための保険制度、費用の問題も大きく左右されるため、一概には言えません。
日本であっても、以前からお伝えしているように医療崩壊を起こしてしまうと死亡率は跳ね上がります。
感染対策をして、医療崩壊を防ぐことが、死亡率を抑えることに直結します。
感染の特徴
次に、10の知識の5番目と6番目の、感染についてです。
まず5番の、感染の期間についてですが、感染してから発症する二日前には、他の人に感染させる力があることが分かっています。
特に、発症の直前と症状が出始めた直後は、感染者からウイルスが出る量が多いため、感染力が最も高いタイミング、とされています。
そして症状が出た後は、1週間から10日ほどは感染力が維持されることも分かっています。
感染力が強いウイルス、というのはしばしばお伝えしていましたが、こうしたことが正式に認められた形になります。
そして、無症状感染でも強力な感染力があるため、誰が感染しているか分からない状況にあることも同じです。
外出時には必ずマスクをして、帰って来たら手洗いをする、ということを充分に徹底してください。
感染を広げる割合
続いて6番目の項目に「感染を広げる割合」というものがあります。
どういうことかと言うと、感染者は全員必ず、他人に感染させる力がある、と言うわけではないということです。
感染していると診断された人のうち、他の人に実際に感染させたのは2割以下、とされています。
つまり単純計算で、感染者が5人いたとして、そのうち4人は誰にも感染させずに、体内からウイルスが消えているということです。
ただし、単純計算で、感染者が5人いたとしてそのうちの一人の感染者が、たくさんの人に拡散させてしまう、というのがcovid-19のウイルスの非常に大きな特徴です。
これが、いわゆる「スーパースプレッダー」のことです。
このスーパースプレッダーさえ作らなければ、流行は大幅に抑えられますが、当然ながら外から見て分かるものではありません。
ですので、他の人と接するときには必ずマスクをすること、そして体調が悪い時には外出を控えることを、とにかく徹底してください。
感染を広げないために
10の知識のうち7つ目が、感染を広げないために、と言う項目です。
今までの回でも、そして前述も含めて何度もお伝えしているように、マスク、手洗いを徹底して、体調が悪い時の外出は控えるようにしてください。
飛沫感染、接触感染で感染が広がりますので、人との距離をとって、会話をするときはマスクをつけるようにしてください。
そして、目に見えない小さい飛沫でも感染力があることが分かっているため、室内はこまめな換気も必要です。
今ではすっかりおなじみとなった「3密」を避けることを徹底してください。
感染リスクが高い状況
これを踏まえて具体的に、感染リスクが特に高まる状況もまとめられています。
ニュース等でもしばしば出ていますが、飲酒を伴う大人数で長時間会食をして、さらにマスク無しで会話をするのが特に感染リスクが高いです。
飛沫感染、接触感染、どちらも機会が極めて多い場面なためです。
飲食するときはマスクを外して、会話をするときはマスクをつけるのが安全ですが、お酒が入る会合でそれを徹底するのはかなり難しいことで、ましてや長時間になるとそもそも飛沫を浴びる量は増えます。
さらにその上で換気も疎かになってしまうとさらにリスクは高まります。
なので、食事は食事だけで短時間で済ませて、会話はその後でお店を移動して行うとか、外など広い場所でするという風に対策するのも手です。
その次に感染リスクが高いのが、狭い空間での共同生活、空間の共有です。
いわゆる「密な空間」のことで、例えば小さい休憩室や喫煙所のことで、こうしたところでは感染の広がりが多いことが分かっています。
なぜかというと、職場から休憩室に入る、喫煙所に入る、という風に、居場所を切り替えるような場面は、日常生活の中でも気が抜けやすい場面になります。
通常はしっかり感染対策をしていても、ふとした時に気が緩んでしまうとか、もし他の人との共有部分であれば元々感染のリスクが高いところになるため、より一層高まる事になります。
換気を充分にする、他者との接触が多い部分はしっかりとこまめに消毒をすること、使用の前後は手洗いをする、と言ったことを一つ一つ、普段から無意識のうちに出来るようになることが大切です。