Voicy更新しましたっ!
今回は、8月1日は八月朔日とも言います。
それにちなんで、果物のはっさくの話。
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「八月朔日(はちがつさくじつ)」から「はっさく」へ
「はっさく」という果物があります。1860年ごろに、広島県のお寺の境内で発見されたもので、そのお寺の住職が「八朔(はっさく)には食べられる」と言ったことから「はっさく」と名付けられたようです。
グレープフルーツのような強い酸味・少しの苦みが特徴
はっさくと言えば、グレープフルーツのような強力な酸味と、ちょっとした苦みがあると思います。実は自分も、子どものころ家ではっさくが出ることがありましたが、正直そんなに嬉しくはなかったです。
はっさくに限らず、柑橘系はビタミンC、クエン酸が非常に豊富で、疲労回復に絶大な効果があります。また、苦みを構成する成分はナリンギンという成分で、これには食欲をセーブしたり、中性脂肪を落とす働きがあります。
また、柑橘系は「皮に凄い栄養がある」と聞いたことがある方も多いと思います。
はっさくの皮には抗がん作用が
このはっさくの皮には、オーラプテン、ベータクリプトキサンチンという成分があり、特に強力ながん予防の効果がある、と言われています。オーラプテンは少しナリンギンと似たような成分ですが、免疫力を高めて風邪を引きづらくするといった影響があります。
これらの成分は皮にしか含まれておらず、どうにかして皮を食べる必要がありますが、それはジャムやマーマレードと言ったもので充分です。
レシピがたくさんあるようで、家で作ることもできるので、是非試してみてください。
ただし、「カロリーが高い」と言う欠点が
ただ、このはっさくの欠点が「カロリーが高い」という点です。
柑橘系の中で、ということではありますが、100グラム当たりでは45キロカロリーと、みかんと同じレベルなのです。
酸味と苦みがあってさっぱりとしているので、ダイエットに効果的と思われそうですが、量を食べると意外に高カロリーになるという特徴がありますので、注意してください。
薬の効果を高めるのにも注意
そして、グレープフルーツで聞いたことがあるという方も多いと思いますが、薬を飲むときにグレープフルーツを食べると、お薬の効果が異常に高まってしまうという効果がありますが、これははっさくでも同様の事が起きます。
有名なのが血圧の薬や、臓器移植の際の免疫抑制剤を使っているときにグレープフルーツを食べると、効果が異常に高まって何らかの副作用など、体に影響が出ることがあります。
なので、こういった時にはグレープフルーツなど柑橘系果物の果汁が入った100%ジュースは厳禁です。はっさくジュースも最近はそうでもないですが、昔見た覚えがあります。果汁が入っていないものであれば大丈夫です。
そして、この薬への効果はおよそ4日間続くと言われています。
お酒は特に気をつけてください
また、覚えておいてほしいのが、チューハイとか、サワー、カクテルなどです。居酒屋などで生絞りの物が出ると思いますが、半玉丸ごと使うので、お薬を飲んでいる場合であれば、非常に危険ですので避けてください。
ただ、薬によって効果が出る出ないが変わりますので、もしそういったお酒が好きで、少しで良いから飲みたいという時は、かかりつけの薬剤師に聞いてみてください。