Voicy更新しましたっ!
今回は、土用の丑の日にちなんだ話。
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「土用」とは
毎年夏頃になると「土用の丑の日にはうなぎ」というCMなどが流れると思いますが、この土用とは実は季節の終わりから19日間の事を言います。
つまり、夏以外にも、秋、冬、春と全ての季節にあります。
今回はこの土用の丑の日、そしてうなぎについてお話していきます。
土用の丑の日は江戸時代からキャッチコピーになっていた
土用の丑の日と言う言葉は平賀源内さんが発案したとされていますが、これは夏にウナギが売れなくて困っていた時「本日土用丑の日」と店先に貼ったところ一気に繁盛した、というお話から来ています。
また、もう一説として土用の期間中の丑の日に、「う」の付く食べ物を食べると健康に過ごせるため、というお話もあります。
他にも諸説ありますが、一般的には江戸時代のころからすでに「土用の丑の日にはうなぎ」という認識があったようです。
ウナギの旬は「冬」
その肝心な「うなぎ」ですが、実はその旬は冬でした。
厳密には今も冬が旬なのですが、これはいわゆる天然うなぎの場合で、今天然のうなぎが凄まじく高騰しているので、高級店ぐらいでしか食べられないと思います。
基本的にスーパーなどで買えるのは、養殖のものがメインかと思いますが、養殖のものはそれほど差がなくなっていると言えます。
うなぎは「総合ビタミン剤」と言えるほど
天然物でも、養殖でも、うなぎの持つ栄養価は非常に優れたものがあります。
中でもビタミンはたくさんの種類が含まれており、うなぎの大きな特徴になっています。
例えばビタミンAがありますが、これは眼精疲労に効果的です。
デスクワークがメインのサラリーマンなどの方が、お昼ご飯に肝吸いとうな重を食べてリフレッシュ、と言うのは非常におすすめです。
その他はビタミンB1、Eも多く、DHAやEPAなどマグロに多く含まれるような脂分、アミノ酸類ももちろん豊富です。
皮はコラーゲンがたっぷり
また、忘れてはならないのが、うなぎの「皮」の部分です。
やわらかい触感で好き嫌いが分かれそうですが、皮はコラーゲンなどお肌の美白に良い成分がふんだんに含まれているので、是非食べてください。
うなぎはうな重以外の食べ方も便利
このうなぎの食べ方ですが、おそらくほとんどの方が、ご飯にうなぎの蒲焼を乗せる「うな重」を思い浮かべると思います。
うなぎはもともとカロリーが非常に低く、同量のサーロインステーキなどと比べるとおよそ200キロカロリーも差があります。
しかし、ご飯とともに食べるとご飯の分カロリーが増加してしまいます。
そこで便利なのが、うなぎの蒲焼の「サラダ」です。
普通のサラダにトマト、アボカドと言ったものと一緒に入れて食べると、非常に低カロリーでありながらも、良い栄養を充分に取れるという、とっても優れた一品になります。
実は個人的にもうなぎは大好きで機会さえあれば食べたいですが、実は養殖であってもメスが少なく、オスばかりが生まれてしまうという問題があるようで、流通的に本当に大変な時期なようです。
最近ではようやくメスが生まれる仕組みが徐々に分かってきたそうで、近々良いニュースが聞けそうで、大変嬉しいです。