Voicy更新しましたっ!
今回は水虫の防ぎ方と治し方について。
医療・健康ナビ なくすりーなはこちらから聞いてみて下さいね^^v
水虫は5人に一人がかかっている
水虫にお悩みの方も多いと思いますが、実は水虫は日本人の5人に一人はかかっている、と言われるほど馴染みの深い症状です。
今回は、夏に多く発生する水虫についてのお話です。
白癬菌(はくせんきん)という「カビ」が原因
水虫とはカビの菌に感染して発症する病です。
白癬菌と言い、主に足指に感染するものですが、例えばこれが爪に感染した状態を「爪白癬」、手の場合は「手白癬」という風に呼びます。
ただ、爪や足指以外に白癬菌が入り込むことはまずなく、何らかの影響で大幅に免疫力が低下した状態でない限りは、手や髪と言った部分に感染することはありません。
水虫には3種類のタイプが
水虫は3種類があり
・皮膚の表面の薄い皮がふやけ、はがれやすくなるタイプ
・虫刺されのような、水膨れのようなぽつぽつとしたものが出るタイプ
・皮膚がかさかさとして、ひび割れが起こるタイプ
があります。水虫でお困りであればいずれかに該当すると思います。
共通するのがやはり「強いかゆみ」で、さらに一旦治ったと思っても再び症状が出る、ということがよくあります。
こうした水虫の予防は、とにかく「洗う」ことに尽きます。
足をしっかりと「洗う」ことが最大の予防
そもそも水虫に感染する一番の原因とは、銭湯やプール、海水浴場と言った場所での「バスマット」です。
銭湯などの脱衣所の床も大きいですが、こうした場所での感染に充分注意してください。
また、これは家族だけで使う、家のバスマットでも同様です。たとえ家族の誰も感染していないとしても、高い湿気によって白癬菌が生まれてしまい、水虫になるということがあります。
なので、確実な予防は一人一枚バスマットを使うということですが、銭湯などではそもそも歩く床も危険なので、ほぼ不可能です。
なので、とにかくしっかりと洗ってください。
この時ポイントになるのが「24時間以内であれば洗い流せる」という点です。
付着してから24時間以内に足を洗って、清潔な状態にしたら、水虫の症状には感染しません。例えば温泉などから帰ってきて、再度足だけ洗ってきれいなタオルで拭く、という対策はとってもおすすめです。
水虫の市販薬にも種類が
そして、水虫用のクリーム、軟膏などが販売されていますが、水虫に種類があるように、市販薬もそれぞれ有効なものが決まっています。
皮膚がふやけた感じのタイプ、水膨れのあるタイプはクリームのもので、皮膚がかさかさした感じになるものは液状のものがおすすめです。
ポイントが「必ず両足に、そして足全体に塗り込む」ようにしてください。
白癬菌とは、実はもう片方の足に症状が出ていなくても菌は存在しています。薬などで症状が出ている方の足が治ったと思っても、すぐにもう片方の足に水虫が出る、ということがよくあるのです。
これを防ぐために、薬を両足の足全体に塗りこんでください。
もう一つ、菌は両足に存在しているのと同時に、かなり強力なので、治ったと思っても1か月は薬を使い続けてください。一度感染すると治ったと思ってもすぐに再発してしまうので、根絶やしにするために必ず最低1か月は使い続けるのが最善です。
もちろん、足をこまめに洗うことも忘れずに、清潔に保っていきましょう。