梅雨だるを撃退!原因と対処、予防の秘訣は?#805

梅雨特有のだるさに打ち勝つ

今年も台風が来たり、雨の回数が増え、梅雨の時期を迎えはじめてきました。

以前から度々、天気痛や梅雨だるなど、季節の変わり目に来る体調不良について、しばしばまとめておりましたが、今回も改めて、今一度まとめて行きたいと思います。

自律神経の乱れによる体調不良

梅雨だるとは、一言で言うと気圧変動によって自律神経が乱れてしまうことで起こる体調不良です。

低気圧の上に、湿度が高い状態が続くことで、体の中の水分バランスが崩れてしまい、余計な水分を排出できなくなるとか、日照時間が短くなることで、疲労回復が難しくなるのも一因です。

特に女性はホルモンバランスの問題もあるため、天気の影響を受けやすいとされています。

出来るところから取り組んでいく

梅雨だるの対策、対処はやはり自律神経を整えることに尽きますが、なかなか実行が難しい部分もあると思います。

その時は、自分の生活リズム、生活習慣を鑑みて、出来るところから少しずつやってみるだけでも十分効果があります。

例えば、朝ご飯を食べると決めた際、必ず7時にご飯を食べると決めて、それを過ぎたらその日は終わり、という風にするのではなく、幅を持たせて、大体同じ程度の時間に起きてご飯を食べる、という程度にするのがベストです。

ある程度、アバウトに決めていくことで、習慣として身に付き、生活リズムとして定着します。

次に運動も、適度に行うのが健康に良い、としばしばお伝えしていると思いますが、目安は1回30分から40分程で、早歩き程度でも十分効果がありますが、大切なのはやりすぎず、しっかりと運動をしていると意識して行うことです。

そのほかの梅雨だる対策で言うと、除湿機やエアコンのドライ機能を使うことも有効です。

ストレス対策を質のいい睡眠も

最後に、自律神経以外にも、やはりストレスと睡眠は健康において非常に大切な要素になります。

ストレスをため込まないことは何より大切ですが、梅雨時期はお風呂があまり好きじゃないという方も多いと思いますが、湯船にしっかりとつかるのはストレス解消にもなるのでとてもおすすめです。

睡眠も、遮光カーテンを使って光を完全に遮断して寝て、朝起きたらすぐにカーテンを開けて少しでも朝日を浴びるようにすると良いかと思います。

天気痛や梅雨だるなど、気圧の変化を受けやすいと心当たりがある方は、天気予報等も活用して、対策していただければと思います。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属