もしも大腸ポリープが見つかったら
先日、身の回りで大腸検査の話題が出てきました。
自分も合計で3回ほど、胃カメラ大腸カメラと行いましたが、こうした大腸検査は、大腸のポリープを見つけるのに役立ちます。
健康診断や検査については、voicyでも度々触れておりますので、今回は大腸ポリープについて、まとめていきたいと思います。
大腸の内側の壁に出来る腫瘍
大腸ポリープとは、大腸の内側の壁に出来る隆起や腫瘍のことを指します。
40代以上からなることが多く、割合で言うと60代を過ぎた男性になりやすいとされています。
また、遺伝の影響が強いことも分かっており、家族の中で大腸がんになったという方がいる場合は一層の注意が必要です。
50歳を超えた男性は、一度大腸ポリープ検査をしてみるのが安全です。
種類としては腫瘍性と非腫瘍性ポリープに分けられ、大きさが10ミリ以上になっている場合はがんになるリスクが高いとされています。
非腫瘍性はがん化するリスクは小さいですが、定期的な経過観察は必要になります。
ちなみに非腫瘍性ポリープは過形成ポリープと言われることがあり、その場合は他の種類の腫瘍と見間違われることがあるため、いずれにしても見つかった場合は注意して経過観察していく必要があります。
ポリープが見つかったら
今回のタイトルにもある、万が一ポリープが見つかってしまった場合ですが、ざっくり言うと切除するかどうかの選択になります。
そしてその判断は、大きさや形によって変わってきます。
ポリープは徐々に大きくなっていきますので、小さい状態の時が最も判断が難しいタイミングになります。
非腫瘍性であれば、一旦は切らずに経過観察をすることが多いですが、腫瘍の出来はじめであったり、すでに他の腫瘍の初期であるとか、別の腫瘍が隠されているというケースも稀にあります。
最近は、大腸カメラの検査の際に、簡単に切除することが可能な病院もあります。
逆に、1ミリ以上の大きなものや、形状が完全に怪しいと思われるポリープの場合は、切除することが大前提になります。
見つけた時点で腫瘍性ポリープの可能性が高く、がん化するリスクも極めて高いということが明らかですので、見つけた時点で切除するのが一般的です。
手術にはなりますが、入院ではなく日帰りで出来ることが多く、体への負担も少ないため、翌日には問題無く日常生活が送れますので、もしもの際はすぐに切除してください。
腸をいたわってポリープ予防を
ポリープの予防は、がん予防に通ずる部分もあるため、やはり規則正しい生活やバランスの取れた食生活が何より重要です。
中でも重要なのは、腸をいたわることです。
食物繊維を多めにとるとか、発酵食品や乳製品をとって腸内環境を健康に保つことはとても大切です。
逆に、肉類をとると大腸の中に炎症が起きやすくなり、ポリープの元となりやすいとされています。
とはいえ、お肉のたんぱく質も当然必要不可欠ですので、バランスよく、偏らないで食べるようにしてください。
次に大切なのが運動です。
運動をすることで筋肉が刺激され、腸が活発に動きますので、簡単なウォーキングやお風呂上りのストレッチ程度で構いませんので、習慣づけるのがおすすめです。
生活習慣を見直してみて、リスクが高いと思われる場合は、一度検査に行ってみるのがベストです。