Voicy更新しましたっ!
今回は頂いたコメントから、続々と確認されている新たな変異株に関するお話
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次々に確認される「covid-19の変異株」
去年後半ごろから今現在にかけ、まさにひっきりなしに話題になっているのが「変異株」です。
現状最も有名で、日本以外でも猛威をふるっているデルタ株や、このデルタ株の一部が変異したデルタプラス株、そしてそれらとは違うラムダ株、さらに「ミュー」と、次々に変異している現状があります。
今回はこの変異株というものについて今一度、しっかりとお伝えしていきたいと思います。
話題になっている変異株の最新情報
まず、最初に挙げた変異株の最新情報をいくつかまとめて行きます。
デルタ株が変異したデルタプラス株は、最初にデルタ株が確認されたインドで、最近新たに確認された変異株になります。
感染しやすく重症化もしやすいうえに、ワクチンが効きづらい、という言われ方をしていますが、現状では、今のデルタ株よりも悪質かどうかは定かではありません。
なぜかというと、従来のデルタ株よりも、強力な広まり方をしていないためです。
本当に感染しやすいのであれば、もっと急激にデルタ株からデルタプラス株に置き換わる、ということが起こるはずですが、現状ではインド国内でも、デルタプラス株はそこまで流行っていない、ということです。
次にラムダ株ですが、これはペルーなど南米のあたりで確認された変異株で、これもワクチンが効きづらいということが言われていますが、それは実験でも確認されています。
ただし、ワクチンによって体内にできた抗体と、実際に感染したことで体内にできた抗体とでは、ワクチンによって体内にできた抗体の方が予防効果は高い、ということも実験で確認されています。
つまり、ラムダ株ではワクチンの効果は若干落ちるものの、一度感染することと比べたら、ワクチンの効果はある、ということになります。
最後のミュー株ですが、こちらもコロンビアやエクアドルといった南米で流行っている変異株で、これは本当に直近で注目され出したもので、情報が非常に乏しく、前述のもののようにワクチンが効きづらい可能性はあるものの、現状でお伝えできることはほぼありません。
変異株はこれからもまだまだ出てくる可能性が
変異株というものは、去年からアルファ株ベータ株、ガンマ株という風に表れてきています。
以前の536回の配信でお伝えしたように、すべてが強毒化するわけではなく、むしろ淘汰されていくことの方が多いですが、当初より感染力が強いため、変異して強毒化する可能性も極めて高いのがcovid-19です。
ですので、変異はこれから先も、まだまだ起こる可能性があります。
そして実際、最先端の情報が集約されるWHOでは、これに注視しなければいけない、という変異株をいくつか発表しています。
これは前項のミュー株もそうですが、例えばイータ株、イオタ株、カッパ株といったものが、すでに確認されています。
日本国内では確認されていないため報道もされておりませんが、現在はこの3つも注視しています。
一方で反対に、注視してたもののそれほど広がりを見せず収束したという変異株も存在しています。
例えばイプシロン株、シータ株が代表例です。
言うまでもなく、どのように変異するかは誰にもわからないため、ワクチンが一切効かない変異株が生まれるという危険も、少なからずあります。
これ以上強い変異株を生まないためにも、感染拡大を抑えるということが極めて重要なのです。
換気・3密回避・消毒を徹底して、感染予防を
少し前の配信にも重なりますが、空気感染に近いエアロゾル感染の可能性があるのが、現在流行中のデルタ株ですが、何よりも「換気」をしたら問題はありません。
風の流れが無ければ、どれだけしっかりとマスクをしていても、距離をとっていても、呼吸する中で少なからず吸い込むリスクが生まれます。
しかし、換気をして風が流れて行けば、飛沫も空気もその空間から飛んでいきますので、リスクは大幅に下がります。
もちろん併せて、普段の感染対策も重要で、何よりもワクチンが大切です。
以前covid-19の後遺症についてもお話ししましたが、そういったリスクもワクチンで減らせられます。
またワクチンを打つことでウイルスが新たな細胞にくっつく余地が無くなるため、今回お伝えしたような、変異株が生まれるリスクも大幅に下げられます。
マスクは不織布やサージカルマスク、そしてこまめな手洗い消毒、といったことはこれからも必要です。
一つ一つをきちんとすることが、自分の身と、家族を守ることにつながりますので、是非続けて行きましょう。