そして、2、3分おきぐらいで波のように痛みが来たり引いたりを繰り返して凄く大変なことになりました。

その日の月曜日の夕方6時ぐらいから、次の日に病院で点滴してもらうまでずっとそんな感じで、もらったお薬も何もかも、全く効かなかったのです。

さらに深夜頃は、とうとう下痢と嘔吐も始まってしまい、水分をとろうとしても吐き気でほとんど取れなくなり、もうダメだということで火曜日にまた病院に行きました。

血液検査の結果で、肝臓の数値は正常だったため胆石は無いことがわかり、昨日からの一連の症状を伝えると、間違いなく重度の胃腸炎だと診断されました。

ただ、その前の日曜日は少し調子の悪さを感じただけで、酷く下痢や嘔吐をしたわけではないので、確定診断とまではなりませんでした。

病院で、点滴を2ℓ入れて、そこに吐き気止めと痛み止めも入れてもらいましたが、点滴中に下痢が出てきました。

何度かお伝えしているように、下痢をすると体の水分がなくなって行きますが、今回も同じように水分がどんどん無くなって行って、最終的には下痢も出ないほど水分が減っていたのです。

点滴をうけて、水分が摂れたことで下痢が出るようになり、吐くのも少しでてきたということです。

ちなみに、不思議なもので、点滴をして水分をとっても、下痢は出てもおしっこは出ません。下痢だけが出て、下痢の症状が治って落ち着いて来てようやく、おしっこが出ました。

点滴で水分とお薬をひとしきり摂って、安静にしていたら、元に戻って行って今に至ります。

胃腸炎にかかった原因

胃腸炎は炎症の一つですので、過度なストレスか、もしくは何らかの細菌、ウイルスによって起きていると考えられます。

ストレスは特に思い当たる節は無かったので、細菌性かウイルス性のどちらかですが、これは検査はされません。

どういう事かと言うと、点滴などのお薬で割と早めに治ってしまうため、検査する意味がほぼ無いためです。

ただ、どちらにしても、何らかの形で感染をした事はほぼ確実で、経路としては「接触感染」になります。

胃腸炎は食べ物を介して胃腸に入り、そこで炎症になる病ですので、どこかでウイルスに接触してしまい、体内に入って感染した可能性が高いということです。

患者さんと接するときなど、通常業務中は非常にこまめに、消毒用アルコールで手指を消毒しているのですが、日曜日はたまたま通常業務が終わった区切りのところで、別件の用で薬局内にいました。

そんな時はよくお菓子を食べたりしながら仕事をするのですが、その日もそうだったので、もしかしたらそのときに消毒が疎かになってしまったことで、かかってしまったかもしれません。

とにかく水分補給は大切

Voicyのノロウイルスの回などでも、下痢や嘔吐をすると水分が失われるから、水分補給を大切に、とお伝えしていきましたが、下痢をするために、吐くためには水分が無いと本当につらい、という事を実感しました。

点滴をしてから再び下痢や嘔吐が出ましたが、言ってしまえばそれらが「楽に」出来るようになったと感じました。

何度かペットボトルキャップ1杯のお水を10分とか15分おきに、などをご紹介しましたが、本当にこの量すらも取れない時は、やはり早めに病院に行くのが大切です。

そして回復した後、食事をとりますが、これも充分注意しながら、ゆっくりと回復させることが必要です。

よく言うのが最初はスープとか離乳食レベルのものからで、実際自分も奥さんに離乳食に近い野菜スープを作ってもらって食べました。

正直普段はそんなに野菜が好きな方ではないですが、想像よりも遥かに甘く、おいしく感じられました。

その次におかゆで、三分がゆ、五分、七分、全がゆ、と、ゆっくり上げてください。

五分がゆあたりで、うどんでも良いみたいなお話もありますが、しっかりと噛まないと胃が受け付けないので、必ずきちんと噛んで食べてください。

もし今回のように、夜中に激痛が来たときとか、お薬が効かないような時はとても不安だと思います。

そのときは夜もやっている薬局とか、場合によっては#7119とかにも相談してみてください。