入院するときって何が必要なの?入院時に気を付けることは?#867

入院についての準備と心構え

来週、2月4日から2月7日まで、大学病院に入院することになりました。

心臓のカテーテル検査を受ける予定で、場合によってはステントを入れることになりそうです。

あまり大きな手術ではなく、特別心配することはありませんが、しっかり準備しておこうと考えています。

今回は、自分の例を元に具体的に、入院するときの準備や気を付けることについていくつかご紹介していきたいと思います。

入院に必要な準備と持ち物

まず簡単に、入院に際してどんなものが必要かについて考えてみます。

まずは大前提として、入院手続きに必要な書類を準備することが最初のステップになります。

保険証や診察券、必要な証明書等が必要ですが、実は意外に書類がたくさんあり、一通り記入して持っていく必要があります。

例えば、障害や助成金の証明書といったものが必要になる場合もあるので、必ず事前に確認しておいてください。

その次に、入院生活において日常的に使う生活用品を揃えます。歯ブラシ、タオル、下着、着替えなどですが。最近では入院セットを病院でレンタル、購入できる病院も増えており、パジャマやタオルを持参する必要がない場合もあるので、併せて確認してみてください。

そして意外に使うのが現金で、コロナ以降は水飲み場がなくなっていることも多く、飲み物などは院内の売店や自販機でしか買えないことがあるため、少額でも現金があると便利です。

快適な入院生活を支えるアイテム

長期間の入院だと、暇つぶしのアイテムも大切になります。

スマホやタブレット以外にも、本や雑誌、手軽に楽しめるものがあると便利です。

昔は備え付けのテレビを見るのも、テレビカードというプリペイドカードを買って見るものでしたが、近年は病院によっては、ポケットWi-Fiを貸し出し、Wi-Fi環境でインターネットが出来るところもあります。

ちなみに、院内はどちらかというと乾燥しやすいですので、気になる方はハンドクリームやリップクリーム、保湿剤を持っていくのがおすすめです。

そのほかだと、入院中は腕の動きが制限されることもあるため、ストロー付きのマグカップも非常に便利に活躍します。

また長期の入院だと爪も伸びるため、爪切りが必要になったり、クッションやブランケットと言った寝具も、気になる方は持っていくと良いかと思います。

高額療養費制度について

最後に費用面についてですが、まず入院の前にかかるお金の話で、高額療養費制度というものがあります。

この制度は、一定の医療費を超える部分については払い戻しを受けられるというもので、定められたある上限額に達した場合は、それ以上の額は支払う必要がないという制度ですので、必ず事前に病院などに相談して、申請しておいてください。

別で医療保険に加入している場合は、入院保障が適用される条件の確認も大切です。

ベッド代や差額ベッド代なども発生する可能性があるので、あらかじめ確認して、最適な部屋を選ぶようにしましょう。

そして退院後には、医療費控除を受けられる可能性があることを覚えておいてください。

入院費用や治療にかかった費用が一定額を超えると、税金の控除や医療費還付の対象となりますので、領収書や明細書をしっかり保管しておくのを強くおすすめします。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

相談されたい薬剤師
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属