ゴールデンウィークから暑さ対策を
2026年もゴールデンウィークが近づいてきました。
そんな中、気象庁は4月22日から熱中症警戒アラートの運用を開始しました。熱中症というと真夏のイメージが強いですが、実際には気温だけでなく湿度や日差しの強さ、そして暑さに体が慣れていない時期に起こりやすいのです。
今回は、今時期からやっておきたい暑さ対策と暑熱順化について、ご紹介していきたいと思います。
体はすぐに暑さに対応できない
実は春から初夏にかけては、見た目の暑さ以上に体への負担が大きく、油断しやすいタイミングです。
その理由は単純で、体が暑さに慣れていないためです。
冬の間は汗をかく機会が少ないため、体温調節の機能が十分に働かない状態になっています。
そこから気温が上がっても、体はすぐには順応できず、その結果汗をうまくかけず熱がこもりやすくなり、心臓や血管への負担も増えるのです。
例えば分かりやすく言うと、普段から暑い地域に住んでいる場合は、多少暑くても平気ですが、普段寒いところに住んでいる方が少し暑いところに行くと、かなり疲れると思います。
これが暑さへの慣れの違いになります。
ゴールデンウィークのように外出や運動が増える時期は、それ以前よりも少し気温が高くなる上、この未順応の状態での活動が増えるため、熱中症のリスクが高まりやすいということです。
注意が必要な方と初期症状のサイン
この時期の熱中症は、特に高齢者や子ども、持病のある方、寝不足や脱水状態の方は注意が必要です。
高齢者やお子さんは体内にある水分量が少ないため、一層注意してこまめな水分補給が大切になります。
他には下痢をしたときやお酒を飲み過ぎた時、朝ご飯を食べなかった時などは、体が脱水気味の状態ですので、熱中症のリスクは高まります。
また糖尿病や高血圧と言った持病がある方なども、注意していただければと思います。
初期症状としては、めまいや立ちくらみ、ぼんやり感などが挙げられ、進行すると頭痛や吐き気、強い倦怠感、手足のしびれなどが現れます。
もし異変を感じた場合はすぐに涼しい場所へ移動して、経口補水液かスポーツドリンクか、なければ普通のお水でも良いので飲んで、安静にしてください。
連休中などこの時期は、熱中症と思わず、具合の悪さを見逃すこともあります。
例えばせっかく来たんだから少し我慢して遊ぼう、という風に思ってしまうと、意外と悪化しやすく、危険ですので、少し体調が悪いと思ったらすぐに水分をとって休むのがベストです。
他に分かりやすい例としては、暑そうなのに脇に汗をかいていないとか、手の親指の爪の部分をもう片方の親指で強く押して、白くなったところで離すと、すぐに元の色に戻れば大丈夫ですが、戻るのに時間がかかっていると脱水の危険があり、熱中症のサインとなります。
もし万が一、体調不良で安静にしていても、ぼーっとしたまま治らないとか、水分を飲もうとしても受け付けずに吐いてしまう場合は病院に行ってください。明らかに症状が酷い場合は救急車も呼んでいただければと思います。
無理せず体を慣らしていく
最後に、春の熱中症対策で重要なのは、体を少しずつ慣らしていくことです。
例えば軽い運動や入浴などで汗をかく習慣を作り、少しずつ体を暑さに適応させていくだけでもおすすめです。
目安としては、1日30分程度のウォーキングや入浴でじんわり汗をかくだけでも充分効果があります。
どうしても運動が難しい場合はお風呂だけでも、熱に慣れるため効果はあります。
そしてやはり、喉が渇く前の水分補給、朝食の摂取、十分な睡眠も欠かせません。
特に朝食は、エネルギーと同時に水分補給もできるため、欠かさず食べるようにしてください。
そして前述のようにお年寄りやお子さんは、自分で喉が渇いたという感覚が無いケースもあるので、可能であれば時間を決めて水分をとるとか、外出時に万が一に備えて経口補水液も持っておくと安全です。
そして外出の直前には、熱中症警戒アラートの有無や気温や湿度を確認して出るのももちろんおすすめですので、チェックしていただければと思います。
