夏バテ対策におすすめの食材・食べ物
今回も前回に引き続いて、夏バテについてのお話です。
今回は疲労回復など、夏バテ対策におすすめしたい食材や料理について、深く掘り下げて行きたいと思います。
ビタミンB群とビタミンCがカギ
夏バテの回以外でも、疲労回復の折に触れて取り上げているのが、ビタミンB群です。
ビタミンB群は体を動かしたり、エネルギーを作る働きに影響がするため、これが不足することで疲労感が感じやすくなるのです。
もう少し具体的に言うと、ビタミンB2とB1が不足している可能性が考えられます。
特にビタミンB1は炭水化物の代謝を助け、エネルギーとして使いやすくする働きがあるため、これらが不足するということはエネルギーが不足することに直結します。
ちなみにビタミンB群の次に不足しやすいのがビタミンCです。
ビタミンCは紫外線や暑さによって多分に消耗してしまい、不足しやすくなります。
紫外線を浴びることでも、疲労物質が増えるため、欠かさずに補給しておきたいビタミンの一つです。
夏バテにおすすめな夏野菜・果物
夏バテには夏野菜を、というのも以前何度か取り上げていると思います。
トマトやキュウリは水分が多く、トマトのリコピンという成分は抗酸化作用も優れ、とても便利な野菜です。
他には、実は枝豆もおすすめで、枝豆には前述のビタミンB1が多く、また豆類ですのでタンパク質も多いため、非常に効果的な野菜になります。
果物で言うとバナナが便利で、バナナはミネラルのカリウムが多く、また消化が良く、質の良い炭水化物ですので、夏のエネルギー源としてとてもおすすめです。
次にお肉で言うと、豚肉が疲労回復に良いと言われますが、これも枝豆のようにビタミンB1が豊富なためです。
豚肉は栄養価が高く、少量でも充分に栄養が摂れるため、是非意識して摂っておきたい食材の一つです。
また、好き嫌いが分かれますが、レバーもビタミンとタンパク質、鉄分が非常に豊富な食べ物になります。
他には、日本の伝統的な夏バテ予防の食材とも言えるのがウナギです。
精のつく食べ物の一つとして知られていますが、ビタミンB1やビタミンAが豊富で、実際に疲労回復にも効果的です。
さらに、ヨーグルトもタンパク質が多いため、意外にも夏バテ予防につながる食べ物の一つになります。
野菜サラダと豚肉料理で夏バテを撃退
最後に簡単に、いくつかおすすめの料理をご紹介していきます。
まずはとても簡単にですが、トマトとキュウリを薄くスライスして、レモン汁とオリーブオイルを少量かけただけの野菜サラダです。
レモン汁があると、ビタミンCをしっかり補給出来ますので、是非使ってみてください。
次に豚肉と枝豆のスタミナ炒めです。
フライパンに油をひいて、ショウガとニンニクを少量炒めて香りが立って来たら豚肉と枝豆を入れて炒めて完成です。
一般的な生姜焼きも良いですが、少し違った形で簡単なおかずとして作るのもおすすめです。
最後にスムージーでおすすめなのが、レモンとヨーグルトをまとめて摂るような形で、レモンジュースにヨーグルトとバナナと蜂蜜を入れて混ぜたものです。
レモンやバナナからビタミン類を取り、ヨーグルトでたんぱく質や乳酸菌を取る、良い物尽くしのスムージーで、作るのもとても簡単です。
朝は特に食欲が無い方も多いと思いますが、簡単な野菜サラダやスムージーを活用して、少しでも良いのでエネルギーを補給していくようにすると、夏バテを大きく防げます。