Voicy更新しましたっ!
今回は、全く趣向を変えて「白髪」のお話
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なんで髪の毛が白くなるの?
今日はこれまでの配信からガラッと変わって、髪の毛が白くなる「白髪」のお話です。
白髪は40代以上の男性で白髪がある人はおよそ49%、女性は60%と、実は女性の方が若干多いというデータが出ています。
白髪というと男性の方に多い印象があると思いますが、これは「染めているかどうか」の違いが大きいためです。女性は髪を染めている方はおよそ40%以上居るのに対し、男性では15%程度とされています。
そして、白髪が出来る原因は、男女ともに同じなので、本来は男女差はほとんど出ないと言われています。
今回はこの白髪について、詳しくまとめて行きたいと思います。
髪の色素が作られなくなる
髪の毛の元々の色とは「白色」です。白い毛に色素が入って黒くなって生えてくる、というイメージです。
この色素が作られず、色が付かないでそのまま生えてきたのが、白髪、という事です。
これが起こる一番の原因が「加齢」です。
髪の毛まで栄養が行き届かなくなるため、白髪が増えるという事です。
その他の原因は、やはり栄養不足が考えられます。
例えば貧血だと頭皮の方に栄養が行かないため、白髪が増えたり、色素の成分が少ないと白髪になりやすい状態になります。
あと精神的な面で、過度なストレスがかかると、髪の毛が全体的に白くなることがあります。
たまに「一晩で髪が真っ白になった」という言葉があると思いますが、今の髪が一晩で真っ白になる事はありませんが、何らかのストレスが強くかかると、免疫細胞が色素を作る細胞を攻撃するなどの影響で、後から生えてくる髪が若干白くなることはあり得ます。
ストレスではどちらかというと白くなるよりも、抜けやすくなる症状の方が大きいです。
病気で言うと、円形脱毛症のような病気から回復したときに、生えてきた髪の毛に色素がなく白いまま生えるとか、白斑症という皮膚の色素が抜ける病で、髪の毛の色素にも影響が出て白髪になると言ったことがあります。
また以前少し触れた、甲状腺機能が低下している場合の症状の一つとして現れるとか、遺伝的な影響も当然もあります。
白髪は戻らない場合もある
白髪を元に戻すには、原因によっては戻る事もありますが、戻らないケースもあります。
例えば栄養不足から来ているものだと、治る可能性は充分あります。貧血であれば鉄分ミネラル、ナッツ類が、色素の栄養成分が足りない場合は海藻類やチーズ、大豆類のたんぱく質が必要です。
病気の場合も、きちんと治療をしたら治ることが多く、例えば甲状腺の不調だと、お薬や治療によって改善していくので、白髪も改善していきます。
ただ、最初に書いたように、白髪は加齢が原因で起きていることがほとんどで、病気や栄養不足で白髪になっているのは全体の2割程度とされています。
つまり、8割のケースでは、加齢が原因でそもそも色素が作り出せなくなっていて、戻すことが出来なくなっているという事です。
白髪にならないように日頃から気を付ける
人間の構造上、抗えないことの一つですので、もしこの状態から戻せる治療技術やお薬が見つかると、ノーベル賞ものと言われています。
ですので、今から出来る事は、白髪にならないように日頃から気を付けておく事です。
栄養バランスのとれた食事をしっかりとすることはもちろんですが、色素となる栄養を特に不足させないことが大切です。
特にわかめ、昆布、ヒジキと言った海藻類は非常に大切です。また野菜からのミネラル、ビタミン類も不足すると白髪の原因になり得ます。
そして言うまでもなく、ストレスも白髪の大きな一因ですが、併せて睡眠も意外に重要です。睡眠時間が少ないと、栄養が行き渡らず白髪になりやすいと言われています。
最後に、頭皮に栄養が行くために、頭皮をマッサージすると言う手もあります。
昔、毛を生やすために血流マッサージで、頭皮を叩くなどの事がありましたが、叩かずとも普通にマッサージする感覚で、頭皮を揉むだけでも効果があるのでおすすめです。