Voicy更新しましたっ!
今回も前回に続いて免疫のお話で、免疫力を上げる方法のあれこれ
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他にもある「免疫力を高める方法」
前回、前々回と免疫力についてのお話ですが、今回は前回お伝えしきれなかった様々な「免疫力を高める方法」をいくつかご紹介していきます。
まず最初に、コメントに頂いたのが、水分をこまめにとるのと、水とお茶どちらが良いのか、です。
voicyでも何度か登場している「カテキン」など、免疫力にまつわることを再度おさらいしていきたいと思います。
水分をとると免疫力が上がる?
まずそもそも、水分をとると免疫力が上がるのは、実は部分的には正しいこと、と言えます。
どう言う事かと言うと、人間には1日の内に1Lから1.5Lほどの水分をとるのがベストとされています。
人間の体は水分が非常に大切で、水分量が減ると血液が濃くなって、いわゆるドロドロ血液になります。
すると、前回お伝えした、免疫細胞が含まれているリンパ液もドロドロに、動きづらくなります。
そうすると、体の隅々まで行き渡るのが難しく、また循環するのが難しくなり、結果的に免疫力が下がることになります。
ですので、脂分を控えるとか、水分をこまめに多めにとるなどをして、血液やリンパ液がスムーズに流れるようにする、と言ったことが必要になるのです。
ちなみに、1日に1L必要だからと、短時間で一気にとってもあまり意味がありません。取り過ぎた分は尿として出てしまい、とる意味がなくなるので、必ず1日の間でこまめに少しずつとって、トータルで1Lほど、と意識してください。
お茶かお水か
これを踏まえてもう一つ、カテキンがあるのでお茶の方が良いです。
ただし、実はカテキンにはいくつか種類があり、そのうちの数種類が、毎日飲むことで免疫力が上がる、と認められています。
が、水出しの緑茶です。
水出し緑茶に免疫力を高めるカテキンが入っているので、こまめに飲むと免疫力が補強されるので、とてもおすすめです。
体温と免疫力
以前、394回で体温について触れましたが、体温が1度上がると免疫力が跳ね上がる、という事を聞いたことがあるかもしれません。
これはしっかりとしたエビデンスも、それらしき資料も論文も見つかっておらず、研究がされたという事実もありません。
あるお医者さんの著書に記載されていただけで、正しいかどうかは全く不明なのです。
394回も併せてご覧いただければと思いますが、体温と免疫力についておさらいすると、免疫細胞が一番活発に働く温度というのは38.5℃です。
これはまさに、風邪を引いたときや感染症と戦って、発熱している時が最も働いている時となります。
普段の平熱が高いからと言って、免疫細胞が活発になるというわけではありません。
一方で、それよりもきちんとしたデータとして確実にあるのが「おなかを暖めると免疫細胞の数が増えた」ということです。
こちらも細かく実証されているわけではなく、免疫力に影響しているかは不明ですが、体が冷えると風邪を引きやすいのは確実です。
また免疫細胞が増えたからと言って、免疫力が高まるというのは意味が違ってきて、こちらも正確なことはわかっていません。
これらを踏まえると、平熱、体温を高めるということよりも、体を暖めることが免疫力に良い可能性があります。例えばシャワーで済まさずにしっかりと湯船に浸かるとか、寝る時は体が冷えないようにきちんと毛布や布団に入る、腹巻を使う、と言ったことが、免疫力に良い可能性があります。
笑うと免疫力が上がる?
394回の最後に少しだけ触れましたが、笑うと免疫力が上がるというのは、実際に実験されており、検証が重ねられていることです。
免疫細胞に、ナチュラルキラー細胞という種類の細胞があり、感染の最初の段階で戦ってくれるもので、文字通りウイルスに感染した細胞や、がん細胞を殺すことが出来ます。
これが、笑うことで活発になる、という事が確実に分かっています。
笑うことで刺激されて、必要な時にしっかりと働けるようになり、がんになりづらいとか、ウイルスに感染しても症状が軽くなる、というメリットがあります。
そもそもですが、免疫力はやはり、ストレスの影響も当然受けます。
ストレスがかかると、それに対抗するためにコルチゾールというステロイドホルモンが出ますが、これ自体が免疫力を下げる働きがあるため、コルチゾールが多く出ると自然と免疫力が低下していきます。
なので、ストレスを溜めこまずに、自分が自然と笑顔になれるような趣味があると、免疫力には非常に効果的です。
さらに言うと、笑いヨガのように、無理やり笑顔を作って笑うのも、全く効果がないというわけではありません。
笑っていると自然と楽しくなる作用を逆手にとって、あえて意識して笑うのも一つの手ですので、是非試してみてください。