Voicy更新しましたっ!
今回は、夏バテの話について。
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夏バテの意味
夏は夏バテの予防、対策が大切です。
そもそも「夏バテ」とは、ウィキペディアには「夏の暑さによる自律神経系の乱れ」とあり、これによって起きる事を指しています。
この夏バテ、という言葉について、詳しく見ていきたいと思います。
古くは「暑気あたり」「暑さ負け」という言葉が
昔ですが、夏バテのような症状は「暑気中り(しょきあたり)」とか、暑さ負け、という風に呼ばれていました。
ちなみに、夏に体力が落ちて、夏が終わって冷え始めた秋口に体調を崩す、ということが「夏バテ」と呼ばれていました。
確かに、いきなり7月ごろに「夏バテにおすすめ」と言っても、それほど疲れもないと思います。8月中ごろから秋口にかけてのあたりで、夏バテ解消とか、回復と言うのが正しいようにも思えます。
夏バテは「自律神経を酷使」してしまうのも一因
なぜ、夏に体力が落ちるのかと言うと、暑さで水分や体力を消費するのもそうですが、自律神経が体温を一定に保とうとする働きも大きいです。
例えば外と室内の気温の差のような、急激な変化があると、自律神経が大きく働くため、体力を大きく奪います。
自律神経の働きによって体力が奪われ、体のだるさ、やる気の低下が
自律神経が働きすぎてしまって、狂うということは副交感神経がむやみに優位になってしまうためです。
以前お話したように、副交感神経が優位になることで、体が休む時期と錯覚してしまい、やる気が低下したりうっすらとした眠気がずっと続く、というようなことになります。
そんな中の環境は高い気温、となると、気分も体力も一気に低下します。これが現在よく言われる「夏バテ」の仕組みです。
立ちくらみ、めまいは熱中症の可能性も
そしてもちろん、暑い中で立ちくらみやめまいがあると、以前取り上げた「熱中症」の初期段階と言えます。
特に夏バテで食欲がないとか、さっぱりしたそうめんみたいなのしか食べられないという時も往々にしてあります。これだとどうしても脱水症となり、熱中症の入り口にいる状態と言えます。
さらには免疫力も同様に落ちて行き、こちらも前回取り上げた「夏風邪」の原因になります。
こうした夏バテの対策は「睡眠」がベストです。
確実な夏バテ対策は「寝ること」
睡眠が一番、夏バテに効果的です。
前述したように自律神経が不必要に働いてしまうので、眠ることで上手くリセットできます。
ただ、夏は暑くて寝られない、と思います。
そこでおすすめしたいのが「室温26度・湿度40か60%」の設定です。
もし寒く感じたら調整してもちろん大丈夫ですので、これに近い数字で試してみてください。
次が「外気との気温差を減らす」ということです。
一般的に、室内と外で5度変わると自律神経が崩れやすくなる、と言われています。
なので「部屋を冷やしすぎない」ことが夏バテの解消になる可能性があります。例えばご家族などがいて、快適な温度がなかなか合わない、と言う場合は、あえて長そでを着て、風に当たらないようにするなどで、体温を調節する、というのでも大丈夫です。
水分補給も欠かさずに
そして言うまでもなく、水分補給はこまめにやってください。
特に汗をかいたりしたら塩分が流れていくので、スポーツドリンクや昆布茶などを活用しながら、熱中症や夏バテになる前に対策をしていきましょう。