Voicy更新しました!
今回はお花見の主役である、「桜」の話
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「桜」は万能な薬になる
桜の樹皮は咳止めの薬に・花の塩漬けは二日酔いの予防に
実は、桜は大昔から、風邪薬などの原料に用いられていました。
使うのは桜の木の皮、つまり「咳止めにとても有効でした。
これはつい一昔前まで、市販薬の一つにも使われるほど効果的なエキスでした。
具体的には「濃厚ブロチンコデインシロップ」という名前で処方されたり、さらに「ブロコデせき止め液」という商品名で市販されていたことがあります。
まさしく自然由来のお薬で、飲み口も非常にすっきりとしていて、子供用としてもとっても便利なものでした。
しかし、技術の進化につれて廃れてしまいました。
桜の「花の塩漬け」で二日酔い防止
また、桜の花を塩漬けにして、お茶に入れて飲むことで、二日酔いの防止、また二日酔いの酔い覚ましの効果があります。
お茶に入れずとも、温かいお湯に桜の花を入れて、そのまま飲むというのでも効果的です。
漬けておく必要があるため、思い立ってすぐに飲むというのは難しいですが、お花見が始まった時にすぐに漬けておいて、お開きのタイミングでお茶にして飲む、というのでも大丈夫です。
桜の「香り」はストレスを和らげるリラックス効果が
また、お花見といえば「花より団子」という言葉もあるように、お酒ではなく三食団子などのような和菓子、そしてお茶とともに楽しむ、こともあると思います。
実は、桜の独特の「香り」は、ストレスを和らげるとされています。ですので、ストレスによる食べすぎ、暴食を防ぐという効果も期待できまます。
桜の香りは、ローズ系の花に多く含まれる「フェニルエチルアルコール」が最も多く、次いで「アニス酸メチル」、「クマリン」と言った成分で構成されています。
このうち、桜の花ではなく「葉」に多く含まれている「クマリン」という成分に、精神をリラックスさせる効果があり、これが働いてストレスを和らげてくれるのです。
イライラするという時などにはとても効果的で、例えばダイエット中で食べられないことにイライラする、というときなどは、桜の花の香りを感じてみると、意外に気分が落ち着く、という効果があります。
桜の花で二日酔いの改善や、過食や暴食を防ぐができます。
特に香りはとても便利なので、お花見の時以外にも、匂い袋などを使って、身の回りに置いておくのがおすすめです。