Voicy更新しましたっ!
今回は前回に続いて、感染対策のあれこれ
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飲食店・公共交通機関ではどうしたら良い?
前回は一般的な、日常生活で行う対策についてのお話でしたが、今回はgotoキャンペーンで混雑が予想される飲食店や、電車、飛行機と言った公共交通機関で自分で出来る感染対策についてのお話です。
自分の家以外での、室内での感染対策になりますので、是非覚えておいていただければと思います。
飲食店の中で出来ること
まず最初に、外食時、飲食店の中についてですが、以前も触れたように接触感染や飛沫感染の温床とも言える場所で、エアロゾル感染にも気を付ける必要があります。
目に見えないほどの小さい飛沫、エアロゾルは密室では2,3時間漂い続けます。
通常の飛沫は出たところから2メートル程度しか飛びませんが、エアロゾルは空気中の水蒸気に混ざって漂い続けるため、換気をして流すという事です。
空気感染するウイルスであれば、風に乗っても生き続けるため、生きたまま遠くまで運ばれますが、covid-19はあくまでも飛沫に含まれるウイルスですので室内では換気をきちんとしていれば問題ありません。
これを踏まえて考えると、換気ができている空間であればまず問題ない、と考えて大丈夫です。
これまでも何度も、換気をするようにとお伝えしているので当然と言えば当然ですが、やはりこれに尽きます。
最近のお店、建物は24時間換気システムを付けることが義務付けられていますので、問題なく作動していれば感染リスクは大幅に下げられます。
古い建物のお店であっても、入り口と窓が開いていて対角線になるようになっていれば、空気が漂わずに流れていくので大丈夫です。
食事中の会話に注意
もし万が一、何人かで大声でしゃべっているグループがすでに店内で食べていたら、そこではなく違うところに行くとか、自分たちが食べている最中にそのようなグループが新たに入って来たら、早めにそこを出るのがおすすめです。
covid-19の感染経路は、とにかく「飛沫感染」が大半を占めます。
飛沫感染は、会話と食事に特に注意してください。
まずお喋りは口から多少なりとも唾が飛び、例えばお酒が入るなどで盛り上がると自然と声も大きくなり、口数も増えるので、飛沫の距離と出る回数も比例して増えていきます。
さらに、その間にあるテーブルに料理があった場合、それを取り分けて食べたとしても、その食事に落ちた、かすかな飛沫から感染することは充分あります。
たとえ2メートルの距離を取っていたとしても、その間に料理があって、それを食べるのであれば意味がないのです。
これは逆に言えばカウンターで食べるラーメンのように、一人で食べる場合は問題ないことが多いです。
もし誰かと会食する場合は、対面で座らないことと、大皿料理であれば全て取り分けてから食べる、ということをしてみてください。
ボックスではなくカウンター席で横並びに座ったり、1個ずらして、対面しないように座ると良い対策になります。
一番良いのは、食べる時は食べることに集中して、喋る時はマスクをつけて喋る、というようにすると、相手の食事に飛沫が入るのを防ぐことができ、リスクを大幅に下げられます。
かなり意識的にやらないと難しいですが、例えば家に高齢者がいるとか、仕事で関わることが多いという方は、こういう対策も充分意味がありますので、試してみてください。
乗り物での移動中に気を付けること
続いて乗り物について、普通の電車、在来線では最近では窓が開けられていることが多く、完全な密室状態になっていることはあまりありません。
しかし、新幹線では窓が開かないようになっており、飛行機では構造上不可能です。
これらには前述の建物のような換気システムが備わっており、数分で室内の空気が完全に入れ替わるようになっておりますので、換気については問題ありません。
車内、機内という空間でソーシャルディスタンスが取れないですが、基本的には飛沫が飛ばなければほぼ問題ありません。
例えばとなりに知らない人が座ったとしても、喋ることはほとんど無いと思います。その上でマスクをして、むやみに顔を触らないように意識していれば、大丈夫です。
車内・機内で食事をするとき
ただし、1点だけ、駅弁や機内食を食べることがあると思います。
少し不安かもしれませんが、前述のように向かい合って対面で食べることはないので、向かい合って会食するのよりはリスクが低いです。
もし自分も食べたいのに、真隣の人も同じように食事を始めたときは、時間を少しずらして向こうが食べ終わったタイミングで自分も食べるようにすると、より効果的な対策になるのでおすすめです。
食事をする場合はもちろん、手指の消毒を忘れずに行ってください。
乗用車を使う場合
最後に普通の乗用車、自家用車での旅行のような場合は、室内と同じように、対角線で窓を開けるのが一番効果的です。
運転席の窓と、助手席側の後部座席の窓を開けるとか、逆に助手席の窓を開けて運転席側の後部座席の窓を開ける、という事をしてください。
この時、開ける窓の幅は運転席か助手席の方を大きく開けて、後ろを少なめにしてください。前は10センチほど、後ろは5センチほどだとベストです。
なぜかというと、開ける幅を変えることで空気の圧力が生まれて、圧倒的に早く換気できるためです。
あともう一つ、車では「外気導入」というスイッチがエアコン部分にありますので、これも併せて使うのがおすすめです。
後は基本的な、室内での対策と同じで、他の人が車内にいる場合はマスクをつけること、お酒を飲むなどで他の人に運転を代わる場合は、触る部分を消毒できるようにアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを準備してください。
特にカーナビは意外と多くの人が触りやすいので注意してください。
また、ハンドルやシフトノブのカバーの材質などによっては、アルコールを使うと変色したり、傷になるものがあるので、アルコールを使う前に確認するようにすると安全です。