口内炎が治らないのは、なぜストレス栄養病気のサインを見分ける!#953

口内炎は何らかのサインかも

2025年最後の配信となりますが、最後の配信は口内炎についてです。

普段は口内炎にならない体質なのですが、実は先週、久しぶりに口内炎ができました。

原因ははっきりと心当たりがあり、年末の業務で強いストレスがかかっていた影響だと思います。

口内炎はストレスのほかにも、何らかの不調の表れとして起こる症状の一つです。

今回はこの口内炎について、詳しくご紹介していきます。

口内炎の症状

口内炎にはいくつか種類がありますが、特に多いのがアフタ性口内炎というものです。

白く、丸い潰瘍で、周囲は赤みを帯びて、舌などで触れると激しい痛みが出るのが特徴です。

原因は疲労やストレス、睡眠不足、体調不良などで、体の免疫力が落ちたときに起こりやすく、自然に治るまでにはおよそ十日から二週間ほどかかるのが一般的です。

また、口の中の粘膜が傷つくなどで起こる外傷性口内炎は、例えば歯や詰め物が当たったり、頬を噛むなどの刺激によって起こるのが特徴で、同じ場所に繰り返しできやすいのが特徴です。

ヘルペスウイルスによる口内炎もあり、小さな水ぶくれが集まって、ただれたようになり、いわゆる「口唇ヘルペス」として再発を繰り返すことがあります。

ほかには抗菌薬の使用やステロイド吸入後のうがい不足などがきっかけで、カンジダと呼ばれるカビが原因となる口内炎が起こることもあります。これは白い付着物を拭うと赤くただれた粘膜が現れるのが特徴です。

通常であれば、時間とともに小さくなって治っていきますが、もし二週間以上治らない場合や、徐々に大きくなる、硬さがある、色の変化が続くといった場合には、口腔がんやベーチェット病など別の病気が隠れている可能性もありますので、そのときは口腔外科のお医者さんに診てもらってください。

早く治すためには触らないこと

口内炎の治療についてですが、早く治すために最も大切なのは、刺激を与えないことです。

口内炎ができると、気になって舌で触りがちですが、触ることで治りが遅くなります。

同時に、熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなどの刺激物はできるだけ避けるのもおすすめです。

アフタ性口内炎が疑われる場合には、ステロイド入りの塗り薬や口内炎パッチとして貼り薬もありますので、そうしたものを使と炎症が抑えられて、治りを早めることができます。

使い方としては、食後にうがいをして水気を軽くふいてから、患部に乗せる感じで使います。

塗った後は30分程度は飲食しないでおくと充分浸透します。

ただ、ヘルペスやカンジダが原因の場合にステロイドのお薬を使うと、免疫力が落ちるためかえって治りづらくなり、悪化する可能性がありますので、もし判断に迷う場合や症状が明らかに強い場合は、自己判断せずに医療機関を受診していただければと思います。

日常でできる口内炎予防

最後に口内炎予防についてですが、まずは口の中を傷つけないように気を付けることと、乾燥や脱水を避けることがあります。

栄養面では、タンパク質とビタミンB2を意識して摂取して、もしダイエット中で食事制限が強い場合などでは、サプリメントを活用するのも一つの手です。

ちなみに自分は、気休め程度でもマルチビタミンのゼリーを1日1回、必ず食べるようにしています。

そしてやはり、睡眠不足の解消を含めた体調管理と、ストレスケアを心がけることが口内炎を繰り返さないための土台になります。

ちなみに、一度治ったと思っても、すぐに再発して繰り返すことがあると思いますが、その場合は違和感を感じた時にすぐに塗り薬を使うとか、アミノ酸の栄養ドリンクをすぐに飲むことで、悪化しないうちに治せますので試してみてください。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

相談されたい薬剤師
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属