腎臓の健康に要注意
2025年のクリスマスイブの配信となりますが、今日のテーマは腎臓です。
突然、腎臓についてのお話ですが、以前腎臓について取り上げたのがかなり前だったのと、個人的に検査の数字として調子が良くなったこともあり、今回取り上げることにしました。
肝臓と並んで、沈黙の臓器と言われる腎臓ですので、健康診断などの検査が非常に重要になります。
今回はこの腎臓についてまとめて行きたいと思います。
腎臓の役割
腎臓とは、左右一つずつで、体内に2つある臓器で、体のフィルター工場と表現されることもあります。
血液をろ過して、老廃物を尿として排出するとか、塩分や水分量を調節することで体内環境を一定に保ち、血圧のコントロールするという役割もあります。
また、赤血球を作るように指令を出すとか、カルシウムやリン、ビタミンDの調節を通して骨の健康を守る働きも担っています。
腎臓は非常に多くの役割を持つ臓器ですが、調子が悪くなっても痛みなどの自覚症状が出にくいことから、沈黙の臓器と呼ばれています。
気づかれにくい慢性腎臓病
腎臓の病気の代表例が慢性腎臓病、いわゆるCKDです。
日本では推定で約1330万人、成人の約8人に1人が該当するとされており、決して珍しい病気ではありません。
ですが前述のように、初期にはほとんど症状が出ないため、検査で初めて指摘されるケースが多く見られます。
腎臓の働きが低下してくるサインとしては、不自然なむくみや、夜間のトイレ回数増加、だるさなどがあり、赤血球にも関わっているため貧血、高血圧といった症状も起きます。
ただし、血液に関する症状は心臓や肝臓の病気でも起こり得るため、症状だけで腎臓の異常に気づくのは非常に難しいです。
腎臓は治すより守るという考え方
慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧などの負担のほか、腎炎、薬剤、ウイルス感染、肥満、塩分過多の食事、遺伝などの原因によって、腎臓の働きが悪くなってくるという病です。
特徴的なのが、数年から数十年かけてゆっくり進行するという点で、一度低下した腎機能は元に戻りません。
ですので、治療というよりも、悪化するスピードをできるだけ遅らせて、守るという処置が中心になります。
例えば、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患を防ぐことも一つで、血圧管理や血糖コントロールが治療の中心となります。
高血圧は腎臓の血管に大きなダメージとなるため、血圧の改善が腎臓の保護に役立ちます。
また当然、糖尿病の傾向がある方であれば、血糖値のコントロールも必要になり、最近では一部の糖尿病治療薬が腎臓保護の目的で使われることもあります。
日常生活で腎臓を守るためにできること
以上を踏まえて、腎臓を守る基本はやはり生活習慣の見直しです。
特に重要なのが血圧管理で、例えば塩分摂取量は一日6g未満が目安とされていますので、意識することが大切です。
とはいえいきなり厳格に守るのは難しいですので、まずは汁物のスープを残すとか、一食のお漬物の量を減らすなど、無理のない工夫から、減らしていくということが現実的です。
また、水分不足も腎臓に大きな負担をかけるため、脱水を避けて、一日約2リットルの水分摂取を心がけることもおすすめです。
加えて、喫煙は血管を収縮させ腎臓の血流を悪化させるため、禁煙も大きな腎臓保護につながります。
さらにタンパク質も、腎臓に負担がかかる栄養素ですので、明らかに腎臓の働きが落ちてきたという場合や、透析の可能性が高まってきたという段階になると、摂取量を意識してコントロールする必要が出てきます。
検査に引っかかった場合は病院へ
腎臓の不調は血液検査や尿検査で把握することができ、具体的にはeGFRやクレアチニン、尿蛋白といった検査の数値が、腎臓の状態を知る手がかりになります。
もし何か引っかかった部分があれば、症状が無いから大丈夫と思わずに、一度お医者さんに相談してみてください。
最後に、腎臓の負担についてポイントになるのが痛み止めのお薬で、ロキソニンなどのお薬は非常に負担になりますので、もし日常的に使っている場合は、その使い方も見直していただけるとなお良いかと思います。
