Voicy更新しましたっ!
今回は、頂いたコメントから「蚊」にまつわるお話
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「足の指」をきれいにすると、蚊が寄らない?
先日、コメントにて「足の指を綺麗に洗うのは蚊を寄りづらくさせる」という事をいただきました。
一体どういうことなのか、自分なりに調べてみました。
どう言う人が「蚊」に刺されやすいのか
まず初めに、蚊に刺されやすい、刺されにくい、という問題ですが、よく「血液型がO型の人は刺されやすい」と言われていると思います。
これは、なぜそうなのか原因は分かっていませんが、確かにそういう実験があり、実際にO型の人が一番刺されやすい、という結果は出ています。
20匹の蚊が入っている箱に腕を10分間入れて、どれだけ刺されているか、と言う実験です。
この結果、O型以外の人は3500か所ほどだったのに対して、O型の人は5000か所以上刺されていた、ということがあります。
原因は全く不明ですが、確かにO型の血液型だと刺されやすいのです。
他には、汗をかきにくい人よりは汗をかきやすい体質の人の方が刺されやすい、体温が低めの人より高めの人の方が刺されやすい、色が薄い服より濃い服を着ている人の方が刺されやすい、というようなことが言われていると思います。
足の常在菌の種類が多いと刺されやすい
そして、コメントに来た「足に住み着いている常在菌の種類が多いと刺されやすい」という仕組みです。
きれいにして、足にいる常在菌の種類が少ないと、蚊が寄りにくいとされています。
足の臭いが強いとか弱い、足が汚いという事に関わらず、目に見えない菌がたくさんいる、というだけで、蚊が寄りやすくなるのです。
なので、ある程度体質に依るところもあります。
虫よけスプレーは「ディート」という成分が有効
蚊に限らず、虫刺され予防に非常に便利な「虫よけスプレー」ですが、虫よけスプレーを選ぶときに効果的なのが、「ディート」という成分です。
ディートは天然のものではないため体に良くない、という話もありますが、実はそれは全く根拠がありません。
むしろ、人体に使っても安全という根拠はたくさん出ているので、天然由来のものが好きでこだわっている、という場合でない限り、ディートが含まれているものがおすすめです。
虫よけスプレーは使う場所も大切です。
特に直接スプレーするのではなく、手の甲などに少し吹きかけて、それを顔や首元に塗るようにしてください。
濡れるほどでなくても、スプレー1吹き分ぐらいの、ごく少量で充分効きますので、試してみてください。
ただ、時間で考えるとあまり長くないので、外遊びで外にいる時間が長い場合は、こまめにかけるのがおすすめです。
足は除菌シートで拭くのも便利
また、前項の足に関してですが、常在菌によって蚊が来やすい、ということですので、虫よけスプレーと言うよりも除菌シートで拭いて清潔にする、のも一つの対策になります。
ちなみに、地味ですが、室内で便利なのが「扇風機」です。
単純に、強めの風が吹いていると、蚊がとどまりにくく、結果として刺されにくいことに繋がります。
蚊に刺されてしまったら
蚊に刺されてしまった場合、Voicyでも度々お伝えしていますが、ステロイドの成分と化膿止めが一緒に入った軟膏が便利です。
いつもご紹介しているドルマイコーチ軟膏などですが、もう一つ、ベトネベートN軟膏ASというのも、ステロイドと化膿止めが一緒に入っているのでおすすめです。
なぜ、ステロイドと化膿止めが一緒になっているものが良いのかと言うと、虫刺されに限らず、かゆいところはどうしてもかいてしまうと思います。
かいてしまうと、そこに細菌が入って、先日お話した「とびひ」になる可能性があります。
また、かゆみはアレルギー系の炎症が起きているために出ている症状です。
アレルギー系の炎症を抑えるためにはステロイドが有効なので、化膿を防ぐ成分と、かゆみ止めが一緒に入った軟膏が、一番有効ということなのです。
ちなみに、ムヒとかウナコーワ、キンカンという製品もありますが、これらはかゆみ止めの成分しか入っておらず、あまり根本的なかゆみの改善にはならない、という事があります。
ただ、今では様々な商品が開発、販売されており、それらの商品でも化膿止め成分やステロイドの成分が含まれているタイプもありますので、もしそういったものを使いたい場合は、薬局やドラッグストアにいる薬剤師に聞いてみてください。
個人的には、ドルマイコーチ軟膏やベトネベートN軟膏ASのような、確実にステロイドの成分と化膿止めが一緒になったものがおすすめです。