引き始め、発熱時、回復期の風邪に効く食事っ!#285

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今回は、風邪の時の食事の話。

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風邪の時に食べるもの

風邪を引くということは、体力や胃腸の力が落ちるので、優しいものを食べる、と言うのが一般的だと思います。

ここで、そこからもう少し踏み込んだ、「風邪の時の食事」についてお伝えしていきます。

 

風邪の「引き始め」の時はビタミン類と亜鉛

何となく喉がイガイガするとか、妙に鼻水が出てきたときのような「引き始め」の症状がある時、体の中ではまさに免疫力が低くなっている最中です。

疲れ、ストレスなどで起きているので、そこからさらにそれらがかかると、悪化してしまいはっきりと「風邪を引いた」と実感します。

ここで必要な栄養素はビタミンA、C、そして亜鉛が挙げられます。

ビタミンAは粘膜を強化する働きがあり、これ以上菌が入らないようにすることにつながります。主に含まれるのはウナギやレバー、ほうれん草とかチーズ、サーモンが主にあります。

いきなりウナギやレバーを食べるのは難しいと思いますので、例えばコンビニで売ってるプロセスチーズとかお惣菜のほうれん草のお浸し、スモークサーモンでも充分大丈夫です。

 

ビタミンCも風邪に有効

あとビタミンCは、女性であれば美肌などにも重要なので、ご存知かと思います。レモンとかいちご、ドリンクとかでもビタミンCがたくさん入っているものがあると思いますが、それでも充分効果的です。

サプリメントとかもあると思いますので、活用してみてください。

ビタミン類と亜鉛を補給したら、引き始めであればすぐ撃退できるかと思います

 

風邪を完全に引いてしまった時・発熱がある時

そこから進んで、高い熱が出るとか、体力が落ちて寝込んでいるときは、食欲が大きくそがれていると思います。

熱が出ているということは、体内でウイルスと免疫が戦っている最中です。このタイミングでご飯を食べてしまうと、その消化、分解にもエネルギーを使うため、ウイルスを撃退するのが遅れる、ことになります。

なので、熱のある状態であれば、出来るだけ何も食べない方が早く治ります。

ただ、熱によって水分が失われて行くので、白湯で、温かいものを飲んでください。熱を下げるために冷たいものを飲んでも、それを温める働きがあるため、エネルギーは失われてしまいます。

 

水分補給を充分にして、食事はおかゆがベスト

また汗にはミネラルも含まれているため、白湯に少し粗塩を一つまみと、梅干しをほんの少し入れて飲む、のはとっても良いです。

スポーツドリンクを温めるのも手ですが、少し糖質が多いので、消化にエネルギーを使うため、出来れば塩と梅干しが良いです。

ウイダーインゼリーも糖質はありますが、栄養は豊富なので、とっても効果的です。

少し食欲がある時は、繊維質のものは避けて、たんぱく質を取るために卵や豆腐を入れたおかゆとか、やわらかく煮たうどんがベストです。

お肉だとコンビニのサラダチキンは非常におすすめです。

おかゆに入れて、しっかりとやわらかくなるように温める必要がありますが、非常に消化が良い上にお肉が食べられるので便利です。

 

ただ、風邪を治すには、しっかりとした休息、睡眠が必要ですので、少し治ったからと言って元通りに活動するのではなく、充分に休んでください。

 

 

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

相談されたい薬剤師
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属