Voicy更新しましたっ!
今回はこの時期の花粉症の話。
季節外れの花粉症がある
実は、花粉というものは真冬以外であれば常に飛んでいて、発症する恐れがあります。
特に9月ごろに花粉症の症状があれば、それはイネやブタクサと言った「草」の植物による花粉症の可能性があります。
イネ科の植物は9月に花粉が飛ぶ
以前も花粉症についてお話したかと思いますが、イネ科の植物は5月から6月、そして9月に飛びます。また、イネ科以外だとヨモギやカナムグラのようなアサ科の植物も9月に花粉が飛び始めます。
ただ、9月の花粉に共通しているのが、春先のものに比べると症状が弱いということがあります。症状そのものは鼻詰まりや目のかゆみなどですが、春のに比べるとそれほど強くないのが特徴です。
しかし、飛ぶ花粉の量は、よくスギ花粉が飛ぶ映像がたまに流れると思いますがあれと同じレベルですが、勢いとしてはそこまでではないです。拡散しにくいので、河川敷などに近づかないなどの対策で充分です。
風邪との違いは「発熱」が大きい
時期が外れている上に症状が似ていることから、たびたび風邪と間違いやすいですが、発熱があるのは風邪のウイルスと戦っているためなので、風邪を引いたと考えてください。花粉症でも37度前後ぐらいの微熱が出ることはありますが、ほぼ分からないレベルです。
また、天気と鼻水の様子でもある程度判断できます。もし晴れでも雨でも変わらない場合は風邪、雨の日だと落ち着くという場合は花粉症、膿が出ているような、黄色い粘り気のある鼻水は風邪で、サラサラとした水のようなものであればアレルギー反応なので、花粉症の可能性が高いと言えます。
予防は普通の花粉症と同じでOK
9月の花粉症の予防は、春先の花粉症と同じもので大丈夫です。
アレルギーなので、症状が出る前に薬を飲んでおいて、症状が出ないように抑えておく、もし症状が出てしまった場合は、市販のアレグラやアレジオン、クラリチンのような花粉症に便利な鼻水止めを使ってみてください。
出かけるときはマスク、帰ってきたら家の中に花粉を入れないように、空気清浄機を使う、加湿をするなどで充分です。
また、症状が弱いことから、自分が花粉症かどうかわからないということもあります。その場合は、耳鼻科でアレルギーの診断を受けてみてください。
自分が何にアレルギーがあるのか、花粉に弱いのか、それとも別の何かでアレルギー反応があるのか、と言ったことがすぐにわかるので、非常に便利です。
花粉症であれば、早めにお薬を飲んでおいて、備えておきましょう。