Voicy更新しましたっ!
今回は前回の質問に答える形です。
低体温について、詳しく話してみました。
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低体温の方は、通常の人と同じ考えだと危険
前回、発熱についてのお話をしましたが、中には「低体温」と言う方がいます。
低体温とは、その名の通り一般的な大人よりも体温低い体質の方、ということですが、具体的には「35度台」であれば、低体温と定義されます。
体の内部の温度がそもそも低い、という状態ですが、低体温かどうかを知るためには、そもそもの自分の「平熱」を知っておくことが必要です。
平熱の測り方は簡単で、何もないとき、健康な時に1日数回、数日かけて測ってみて、平均を出してください。その数字が自分の平熱となります。
その数字が35度台であれば「低体温」と言えます。
低体温であれば「平熱+1度で微熱」「+2度で高熱」
平熱の数字から1度高いと微熱、2度で高熱となります。
例えば35度5分であれば、36度5分以上で微熱となるため、しっかりと休息を取ってください。
どちらにしても、その数字当たりの熱が出た場合は「具合が悪い」「だるい」と感じられるはずですので、無理をしないでください。
もし+2度であれば、高熱に該当するため、12時間程度続くようでしたら病院で見てもらいましょう。
低体温の方は「太りやすい」「風邪をひきやすい」という問題が
体温が低いということは、熱を作れないということにつながります。
人間の体はエネルギーを作り、消費していきますが、その過程でどうしても「熱」が生まれます。
その量が、その人の持つ熱の数値として現れます。
体温が低いということは、エネルギーを作って消費する量が少なく、脂肪などをため込みやすい体質なのです。
そしてもう一点、体温とは免疫力に大きく影響します。体温が高いと、免疫力も高くなります。例えば、風邪をひいて38度前後の熱が出ているときは、風邪の菌と一番戦っているタイミングですが、この時が一番免疫力が高い瞬間です。
逆に、普段の平熱が低いということは、免疫力が働きづらいうえに風邪の菌が働くのに最適な体温になるのです。
なぜ低体温となるのか
低体温の原因は様々考えられますが、女性の方に特に多いのが「筋肉量」の不足です。
元々、大きくエネルギーを消費するタイミングは、筋肉を動かすときです。
筋肉量は女性だとどうしても少なくなりがちなため、エネルギーを効率よく燃やせないため、体温が上がりにくい、低くなりがちということです。
また、ミネラルやたんぱく質不足も引き起こしやすいため、これも一因と考えられます。
筋肉をつけて、代謝を上げることで低体温の改善につなげる
低体温の改善は、上記の事を解消していくことに尽きます。
そうは言っても、いきなりたんぱく質を多くとって筋トレを始めるのは難しいと思います。
これは筋トレではなくとも、軽い運動だけでも十分効果があります。
同時に、たんぱく質とミネラルの補給も大切です。
特に大豆などの豆類や、お魚類は質の良いたんぱく質とミネラルが豊富なので、積極的にとりましょう。
もちろん、コストは若干かかりますが、サプリメントで不足しやすい栄養を補給するのもおすすめですので、検討してみてください。