意外と冬場にある「疲れ目」と「目の乾燥」
今回は疲れ目や目の乾燥への対処法をいくつかご紹介していきます。
マイナビニュースの記事に、目薬の市販薬などでお馴染みの「参天製薬」が実施した「疲れ目」に関するアンケートについての記事がありました。
20代から40代の男女500名を対象にインターネットでアンケートを実施したところ、「1年の内最も目が乾きやすいと感じる季節」という設問で、冬を答えた人が7割以上と最も多い結果になりました。
実際、冬場は乾燥しやすく、目も乾くと感じやすい季節になります。
疲れ目、目の乾燥の原因は、「瞬きの回数が減る」ことが一番わかりやすい理由です。
<「瞬きの回数が減る」ということ>
これ以外にも、乾燥や疲れの原因はありますが、一番わかりやすいのが瞬きの回数です。
人間の瞬きの回数は、通常平均して1分間で20回の瞬きをするとされています。
しかし、読書中で1分で10回、スマホ、パソコン、ゲーム中だと1分で5回程度とされています。
そのうえで、冬特有の乾燥、冷えがあるため、同じ生活リズムだとしても、目へのダメージは強くなるのです。
これが冬場に目が疲れやすい、乾燥しやすいと感じる理由です。(もちろんこれは一説で、個人差があり様々な要因もあります)
もし加湿器があれば、是非使ってみてください。乾燥を防ぐだけでも、大きく予防につながります。しかし、やはり目を酷使する時間を減らすことが、確実な予防です。
<スマホ、PCの利用時間を減らすことが確実>
乾燥や疲れへの対策に、最も確実な方法は、やはり利用時間を減らすことにあります。
しかし、仕事上どうしてもデスクワークがメインで、パソコンを毎日長時間使うという方も多いと思います。
ですので、目薬をさしたり、目周辺や肩のマッサージをするなどで、出来るだけ負担を和らげてください。
おすすめなのが、目を温めるという対策です。
冬場は「冷え」という重大な強敵がいます。
体が冷えることで、血流が悪くなり、疲労物質がたまってしまいます。
目の周りの血管を温めることで、疲労物質が流れると同時に目に栄養も生きわたるため、とっても有効です。
例えば有名な、蒸気で温める「めぐりズム」や、小豆を使って温めるという、「あずきのチカラ」などと言った市販のアイマスクで充分、疲労回復効果があります。
<市販の目薬のおすすめの選び方>
もちろん目薬も有効です。
ただ、種類が非常に多く、自分に合った目薬を選ぶのは難しい、合わないものを使いがちという方も多いようです。
目薬には、基本的に筋肉のコリをほぐす、血流を良くする成分が入っています。
全部の目薬に入っているわけではありませんが、いわゆる「疲れ目に効く」というものには大半のものに入っています。
具体的には、新サンテドウαやロートCキューブプラスモイストなどがそれぞれ疲れ目、乾き目にお勧めです。どちらも有名ですので、ご存知の方も多いと思いますが、こうした市販のものも便利です。
しばらく使っても効果がない場合は眼科へ
めぐりズムやあずきのチカラ、市販の目薬などを使って疲れ目、乾き目の対策をしても、一向に効果がないという場合は、何らかの病から、疲れ目などの症状が起きている可能性があります。
市販の目薬などを使っても、1日、2日程度で効果が出るわけではないため、数週間ほどは様子を見る必要がありますが、どの方法を試しても効果が出ないという場合は、すぐに眼科に行きましょう。