口唇ヘルペスをしっかりと治していくために
11月中旬に入り、寒さが本格的になってまいりました。
インフルエンザの患者さんも多いですが、実はこの時期に出やすいのが口唇ヘルペスで、冬になると口唇ヘルペスの患者さんが少しずつ増えてくる印象があります。
口や唇にできる水ぶくれのようなものですが、ウイルスですので冬に活発になるのです。
今回は、インフルエンザやノロウイルスなどと併せて気を付けたい、口唇ヘルペスについてまとめてみたいと思います。
口唇ヘルペスとは
口唇ヘルペスは、花びらのような形で起こる湿疹で、風邪の華、熱の華、と呼ばれることもあり、風邪や発熱、疲労などで免疫力が落ちた時に発症するのが特徴です。
口唇ヘルペスの原因は単純ヘルペスウイルス1型というウイルスで、症状は最初はピリピリ、ムズムズといった違和感がサインとなり、そこから小さな水ぶくれができて、かさぶたとなって徐々に治っていきます。完治までおよそ1週間から10日ほどで治るのが大半です。前兆からかさぶたが完全に取れて元に戻るまでの期間は、他人に移る可能性がありますので、食器やタオルの共有など、ご家族がいる場合では注意が必要です。
一度感染すると水疱瘡や帯状疱疹と同じように神経に潜伏し、免疫力が落ちた時に再び現れます。
ちなみに、同じヘルペスでも目に症状が出る角膜ヘルペスは、視界が濁るなどの危険な症状が出るため、疑わしい場合は早めに眼科にかかってみてください。
前兆がきたらすぐ対処する
口唇ヘルペスの治療で最も大事なのは、前兆の段階で対処することです。
大半のケースでは、ピリピリするような違和感があるのがきっかけですので、応急処置的に冷やしたタオルを2,3分ほど当てるだけでも治るのが早くなります。また、市販薬のヘルペシアクリームのような、アシクロビル軟膏を早めに塗るのもおすすめす。
また、病院からの処方になりますが、予防として抗ヘルペス薬を使うということも可能で、例えば頻繁に口唇ヘルペスを再発するような場合はお医者さんに相談するのがベストです。
保湿ももちろん効果的で、ワセリンやリップクリームなどを使って軽く唇を保湿しておくと、かさぶたが割れにくく、痛みも軽減できます。
かさぶたは早く取りたくなると思いますが、剥がすと逆に悪化したり、唇に跡が残ったりするため、触らず自然に取れるのを待ってください。
口唇ヘルペスが発症する時は、免疫力が下がっているとか、疲労が溜まっているときですので、激しい運動などは控えて、安静にするのが望ましいです。
また、口唇ヘルペスを初めて発症した場合は、痛みが著しく強いとか、範囲が広いということが多いため、出来るだけ病院にかかると良いかと思います。
体調と免疫の維持が最大の予防策
最後に口唇ヘルペスの予防についてですが、やはり免疫力が下がりにくい、健康的な生活を意識すると、出にくくすること可能です。
特に睡眠は重要で、ヘルペスの前兆を感じた時などは、1時間多めに寝る心がけが効果的です。
また食事も、タンパク質補給も当然大切ですが、消化にエネルギーを使うため、怪しいと感じた時はアミノ酸のドリンクを利用すると、吸収が早くなり、負担が少なくなりますのでおすすめです。
軽い脱水でも免疫が下がりやすくなるため、しっかり水分をとることももちろん大切です。
さらに紫外線も、免疫をわずかに下げる作用があるため、外にいる時間が長いなどで気になる場合は、紫外線カットの効果があるリップクリームを使うのも予防になりますので、試してみてください。
