9月9日は救急の日
2026年も9月に入りました。今回の配信日は9月9日で、救急の日とされています。
実は個人的にも最近、電車の中で倒れた人がいて、救急車を呼んだということがありました。
救急車を呼ぶというと、夜中に家族が急に具合を悪くしたときなど、すぐに救急車を呼ぶべきか、朝まで様子を見ようか迷うこともあると思います。
今回は、今一度知っておきたい、救急車についてまとめて行きたいと思います。
迷ったときは自治体の救急相談窓口へ
今回の本題となる、救急車を呼ぶかどうか迷ったときですが、是非知っておいてほしいのが各自治体にある救急相談窓口です。
東京都などでは#7119が窓口となっており、急な病気や怪我をした際に、救急車が必要か、自分で病院を受診すればよいのか判断に迷った場合、すぐさま相談ができます。
症状を伝えたうえで緊急性を判断してもらえますので、必要と判断された場合にはそこから119番につながり、救急対応が行われることもあります。
救急車を呼んでいいか迷った際には、非常に便利な窓口になります。
ただしこれは、2026年現在でも全国全地域で利用できるわけではなく、実施地域等には違いがありますので、自分の住んでいる地域で利用できるか確認していただければと思います。
ちなみに、お子さんがいる方で便利なのが、子どもの夜間の急な症状についての相談を受け付けている、#8000があります。こども医療でんわ相談というもので、全国共通でかけられるため是非活用してみてください。
また、スマホアプリでは、消防庁の「Q助」というアプリも便利です。
すぐさま救急車を呼ぶケース
一方で、明らかに危険な症状がある場合は#7119で相談するのではなく、迷わず119番に電話することが重要です。
voicyでも脳梗塞や脳卒中、熱中症などの回で時折お伝えしていますが、例えば意識がなく呼びかけても反応しないとか、急に呼吸が苦しくなった、突然強い胸の痛みや圧迫感がある、経験したことのない激しい頭痛がある、けいれんが続く、大量に出血しているといった場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。
特に頻出して覚えておきたいのが、顔と腕と言葉に現れる、脳卒中のサインです。
突然顔の片側がゆがむ、片方の腕が上がらない、言葉が出にくい、ろれつが回らないといった、顔、腕、言葉に関する異常が現れた場合は、少し休めば治るとは決して考えずに、すぐに119番へ連絡してください。
これらの脳の病は、処置までの時間が非常に重要となり、対応が遅れるほど後遺症が大きくなる可能性があります。
近所に知られるのが恥ずかしいとか、救急車を呼ぶほどではないかもしれない、とためらう必要はありませんので、もしもの際はすぐさま呼んでいただければと思います。
マイナ救急について
以上が救急車の利用についてのお話ですが、最後に今こそ知っておきたいのが、マイナ救急というものです。
救急隊が到着すると、本人の持病や普段受診している医療機関、服用している薬などを確認されることがありますが、強い苦痛を感じていたり、意識を失っていたりすると、当然ながら情報を伝えることはできません。
そこで活用されるのがマイナ保険証です。
マイナンバーカードと保険証を紐づけている方は多いかと思いますが、マイナ保険証により、本人の過去の受診歴や処方薬などの医療情報を確認して、搬送先の選定や救急車内での処置まで活用出来るようになっているのです。この仕組みがいわゆる、マイナ救急と呼ばれるものです。
2025年10月から全国展開が進められ、2026年度には離島を除くほぼ全国の消防本部で利用できる体制が整い、さらに2026年4月からはスマートフォンに搭載したマイナ保険証も利用できるようになりました。
ただし、スマートフォン版はロックを解除する必要があり、本人が意識不明の場合には利用できない可能性が高いですので、緊急時への備えという意味ではカード型のマイナ保険証も携帯、常備しておくことも大切です。
ちなみに、マイナ保険証は便利ですが、さらに過去のお薬の履歴を確認する場合や、市販薬や漢方薬、サプリメントの有無、さらにアレルギー歴や副作用歴なども含めて、まとめて確認する際にはお薬手帳のほうがすぐに読めて役立つこともありますので、可能であればそちらも併せて使用していただけるとベストです。
