Voicy更新しましたっ!
今回は、プレゼンなどの時に起こす腹痛の話。
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緊張するとおなかが痛くなる
大事なプレゼンの前、朝の満員電車、などなど「トイレに行けない・緊張している」とき、おなかが急に痛くなる、ということがあります。
これは個人的にも昔からよくあることで、困っていました。
今回は、こういった緊張の時の腹痛、おなかの痛みについてお話したいと思います。
過敏性腸症候群という症状
ご存知の方も多いかもしれませんが、過敏性腸症候群という言葉があります。
アルファベットでIBSと言いますが、緊張するとおなかが痛くなるのは、このIBSに該当します。
具体的には大体3か月の内2日か3日以上おなかの痛みが繰り返し起こる、というのに加えて
・排便したらすぐに治る
・排便の回数が大きく変わる
・症状とともに便の形状が変わる(下痢してしまう・逆に固くなるなど)
このうち二つを満たした場合は、IBSであるといえます。
ただし、大事なプレゼンなどストレスで引き起こされることは多いですが、完全にそれが原因である、ということまでは判明していません。
上記の3点に当てはまると、IBSである可能性が極めて高い、と言えます。
ちなみに、おなかを壊して下痢してしまうというだけではなく、逆に便が固くなって出にくくなる、便秘というケースもあり、これもIBSの症状の一つになります。
過敏性腸症候群に効果的なのは「おなかに良すぎない食べ物」
過敏性腸症候群は、重度の方だと、少しでも何かを食べてしまうと下してしまう、そもそも消化吸収できずに下痢してしまう、ということもあるほど、つらいものです。そういった場合はすぐにお医者さんに診てもらってください。
一般的に、おなかを下しやすい、もしかしたらIBSかもしれないという方にとっておすすめな食べ物が、「おなかに良すぎない食べ物」です。
具体的には「低FODMAP(フォドマップ)食」というものです。
低フォドマップ食とは、低糖質、低オリゴ糖のものです。
例えば穀物ではお米、お蕎麦、野菜では葉物野菜のレタスやキャベツ、きゅうり、トマトなどが最適です。
乳製品はバターとかマーガリンマーガリン、チーズであればモッツァレラチーズとカマンベールチーズというようなナチュラルチーズであれば問題ありません。
葉物野菜が豊富なコンビニサラダと、おにぎりを食べて乗り切る、という形などは非常に良いと思います。
市販薬はストッパが便利
市販のお薬では、「ストッパ」がおすすめです。ストッパはもともとがIBSのためのお薬なので、使いすぎると効果が薄まっていきますが、どうしても乗り切りたいとき、トイレにしばらくはいけない、というような状況の時は、このストッパを活用してみてください。
逆に、他の胃薬、整腸剤などはメカニズムが違うため、IBSには効かないのでお勧めできません。
もし毎日の満員電車など、毎日つらい目に遭っている、という方などは迷わずにお医者さんに診てもらいましょう。