ペットボトル飲料の安全な飲み方
8月を過ぎ、自分も熱中症の症状が何度か出ています。
こまめな水分補給をとにかく意識していますが、その時はペットボトルの水やお茶、スポーツドリンクなどを持ち歩きます。
こうした飲料は、外出先で飲み切れれば問題ありませんが、中身が残ってしまったペットボトルを家に持ち帰って、冷蔵庫に入れて翌日に飲む、という方も多いはずです。
実は、ペットボトルに直接口をつけて飲んだものは、翌日に持ち越さず、できるだけその日のうちに飲み切るのが安全なのです。
今回は今の時期に気をつけておきたい、ペットボトル飲料の飲み方について今一度まとめてみたいと思います。
ペットボトル飲料の仕組み
直接口をつけて飲んだペットボトル飲料には、唾液と一緒に口の中の細菌が入り込むことがあります。
さらに、食事をしながら飲んでいた場合だと、口の中に残っていた食品の成分が飲み物に混ざるということもあります。
特に夏場は、屋内でも屋外でも温度が上がりやすく、特に車の中では飲み物が非常に高温になります。
一方で、冷蔵庫に入れれば安全なように思えますが、実は常温よりも細菌の増殖速度を抑えるということしかできません。
つまり、すでに入ってしまった細菌がすべて死滅するわけではないため、冷蔵庫に入れておいたから大丈夫、とは言えないのです。
飲料に含まれる糖分量について
飲みかけのペットボトル飲料の話題になると、水やお茶なら糖分が少ないから大丈夫では、という意見が出ることがあります。
確かに、ジュースやスポーツドリンクなど糖質を多く含む飲料は、雑菌の栄養となるため増殖しやすくなります。
しかし、飲み物の酸性度や成分によって細菌の増殖しやすさは変わるうえ、お茶に含まれるカテキンにも細菌の増殖を抑える作用がありますが、すべての細菌を抑えられるというわけではありませんので、注意が必要です。
口からどれくらい細菌が入ったのか、何℃くらいの場所に何時間置かれていたのか、開封してからどれくらい時間が経過したのかによって状況は変わりますが、当然見た目では判断できませんので、目安として1日で飲み切るのがベストです。
もし万が一、濁っているとか浮遊物がある、においが変わっている、ペットボトルが膨らんでいるといった明らかな異常があれば絶対に飲まないでください。
自分が飲み切れるサイズを購入する
対策としては単純ですが、自分が飲み切れるサイズのペットボトルを選んで購入するのが第一になります
持ち歩きやすい小容量のペットボトルも、いくつかの種類に分かれて販売されていますので、必要以上に大きなサイズを選ばないだけでも飲み残しを減らせます。
もし長時間の外出の際で持ち歩く場合は、保冷バッグや保冷剤などを利用して、できるだけ冷たい状態を保つことも有効です。
ペットボトルに直接口をつけずに紙コップなどを活用して注いで飲む方法ももちろんおすすめで、直接口をつけなければ、唾液や口の中の細菌が飲み物に入りませんので安全に飲めます。
ちなみに商品によっては、「開封後はすぐにお飲みください」、と表示されているジュースや乳製品などもありますが、これらは糖質や栄養成分を含むため、細菌が入り込んだ場合に増殖しやすいですので、一層注意していただければと思います。
また、空になったペットボトルに水などを再度入れて、水筒代わりに再利用することもあるかと思いますが、ペットボトルは水筒のように内部を十分に洗浄することが難しいため、繰り返し使う際はきちんと洗える水筒を使用するのが安全です。
飲み残しを飲んでお腹を壊したときは
最後に、飲み残しを飲んだ後に腹痛や下痢、吐き気などの症状が出た場合についてですが、症状が軽く水分もしっかり取れているのであれば、水分補給をしながらしばらく様子を見てください。
もし万が一、下痢や吐き気が続いて水分が取れない、強い腹痛がある、血便が出るなどの場合には、一時的な胃腸の不調と考えずに、すぐに医療機関を受診してください。
水分が取れない状態では脱水が進みますので、進行すると点滴による水分補給が必要になることもあります。
乳幼児や高齢者は脱水が進みやすいため、より早めに対応していただければと思います。
