冷たい食べ物で頭が痛くなる理由
先日、家族からサーティーワンアイスクリームのイベントについて聞きました。
その中で出てきたのが、アイスクリーム頭痛です。
アイスクリームを食べたら、頭がキーンと痛くなる現象ですが、個人差があり、実は自分は一度もなったことがありませんでした。
今回は、これから食べる機会も増えるであろう、アイスクリームに関連する、アイスクリーム頭痛についてのお話です。
血管の収縮で神経を刺激する
アイスクリーム頭痛は、冷刺激性頭痛とか、俗称的にブレインフリーズと呼ばれることもある症状です。
簡単に言うと、冷たいものが口や喉を通るときに急激な温度変化が起こり、そこの血管が一時的に激しく収縮したり、逆に拡張することがあります。
この動きによって、神経を刺激して、特有の痛みが現れます。
これがアイスクリーム頭痛です。
一時的に神経を刺激することで起きる痛みですので、アイスクリーム頭痛そのものは無害で、痛みが長時間続くこともまずありません。
痛む場所はこめかみや目の後ろ、おでこと言った頭部に集中しています。
少しずつ食べて痛みを和らげる
アイスクリーム頭痛は、少しずつ食べるようにするだけで痛みは抑えられます。
かき氷や氷の入った飲み物なども、ゆっくりと少しずつとるだけで、温度変化は緩やかになりますので、同時に痛みも抑えられるということです。
もし、痛みが起こってしまった場合は、温かいものをとるか、舌を上あごにつけると、温度変化を感じるセンサーがあるため、そこに押し付けることで頭痛が楽になっていきますので、試してみて下さい。
偏頭痛の持病がある人は要注意
ちなみに、このアイスクリーム頭痛は、慢性的に偏頭痛に悩んでいる方は特になりやすいとされています。
偏頭痛は血管の急激な変化が原因の一つですので、偏頭痛がある方は注意してください。
見分け方としては、偏頭痛の場合は痛みが出てから数時間程度は痛みが続きますが、アイスクリーム頭痛は短時間で自然に痛みが無くなります。
また、偏頭痛の場合は痛みと同時に、漫画の吹き出しのようなギザギザとしたものが見えるなど別の症状が起こることが多いです。
アイスクリーム頭痛に限らず、刺激に敏感で、頭痛が頻繁に起こるという場合は、頭痛外来のような専門のお医者さんに相談してみるのがおすすめです。