秋の夜長の「目の使い過ぎ」に要注意
最近、個人的にですが夜更かしする機会が増えており、疲れ目の症状を実感しています。
夜中まで作業したりゲームしたりということが多く、疲れ目を実感しながらもつい目を酷使してしまっています。
読書の秋、という言われ方をすることもありますが、現代の人は何かと目を酷使する機会が多いと思います。
今回は今一度知っておきたい、目の充血、疲れ目についてのお話です。
目が「充血する」とは
目が充血する、という表現がよくありますが、この充血するという状態は、これは具体的に言うと血管が広がっている状態です。
例えば目にゴミが入ったり、プールなどで塩素のきつい水が目に入ったりといった、強い刺激によって炎症が起きるとか、何らかの病が起きると、目の血管が広がることがあります。
疲れ目の場合も同じく、血管が広がるために充血しますが、詳しくは後述しますがこれは炎症によるものではなく、疲労によって急激に不足した栄養と酸素を送るために血液がたくさん送り込まれ、結果的に充血しているという状態です。
ですので対処法としては、まず外部からの刺激によって充血した場合は、しっかりと洗い流して炎症を引かせるとか、コンタクトによって炎症が起きている場合は人工涙液や炎症を抑える目薬などを使ってしばらく休む、といった対策が必要になります。
ちなみに紫外線を長時間浴びると、その刺激によって充血することもあります。そういったときのために、UVケアができる目薬も販売されていますので、もし心当たりがあったら試してみてください。
病によって目が充血したとき
次に、何らかの病によって目が充血した場合ですが、これはいわゆる花粉症やハウスダストのような、アレルギーによる充血が代表例になります。
この場合は製品名で言うとアルガード、アレジオンなどが、アレルギー用の目薬として販売されているため効果的です。
アレルギーの症状がひどい場合はステロイドが入った目薬もあります。
次に多いのが、ものもらいです。
ものもらいは何らかの細菌に感染することで、目に炎症が起きているため、この場合はロートの抗菌目薬のような、抗菌薬が入っているものが最適です。
ちなみに、目について度々でてくる結膜という状態ですが、これは下瞼を指で下向きに引っ張ってみたとき、べったりと赤くなっているようなタイプの充血のことです。
これは放っておいても大丈夫な場合と、早めに治療が必要な場合がある上に、見ただけでは判別がつかないので、もしそのように充血した場合は病院に行くのがベストです。
疲れ目は目の筋肉をほぐして解消を
今回の本題となる、疲れ目による充血ですが、疲れ目と言うと具体的には目のかすみや目の奥の痛みといった症状で、まさに疲れていると実感できるような状態のことです。
なのでは原因当然、目の使い過ぎによる疲労ですが、寝不足によって目に栄養が行き届いていないのも疲れ目と言えます。
そういったときは、まず目の筋肉を温めて、ほぐすと一気に楽になります。
ホットアイマスクも市販されていますが、電子レンジで布を温めて熱いおしぼりのようなものを作って、それを目に当てるだけでも充分効果はあります。
目薬ももちろんありますが、種類は非常に様々あり、含んでいる成分も非常に多岐にわたっているのが特徴です。
正直に言うと、アレルギーなどが無く、単に疲れているだけで充血しているのであれば、ビタミン類が入っているだけの安価なもので充分と思います。
なので疲れ目に効く、と書いてあるものであれば高価なものではなく、製品名で言うとロートゴールド40のような安価なものでも充分効果があります。
ちなみに医療用では、サンコバというビタミンの点眼液があるので、こちらもおすすめです。
まずは目を休ませて、目の筋肉をほぐしてみるのが、疲れ目には効果的です。