成人式明けたら花粉症対策?#282

Voicy更新しましたっ!

今回は、花粉症対策の話。

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年明けの花粉症に要注意

年を越して成人式が終わったぐらいの、1月の時期はインフルエンザもそうですが「花粉症」にも十分な注意が必要です。

ただ実際に花粉が飛ぶのはもう少し後で、ピークはまだまだだと思うはずです。

花粉症の対策は是非、早めにしておいてください。

 

花粉症とは

まず花粉症をおさらいすると、スギなどの花粉によって鼻や目がアレルギー反応を起こし、つらい鼻水や目のかゆみとして現れるものです。

花粉は本来無害なものですが、体は花粉を異物と認識してしまい、懸命に外に出すべく大量に分泌したり、炎症となってしまいます。

中には鼻や目だけではなく、喉に来て咳が出るとか、皮膚がアレルギーを起こして、ひどいかゆみになって出る、という症状もあります。

花粉症は簡単に言うとこういうことですが、なぜ早めの対策が必要かと言うと、アレルギーは薬が効きづらい、というためです。

 

アレルギーの症状は酷くなってから薬を飲んでも効きにくい

アレルギーは、一度出てしまってひどくなると、そこから抑えるのには非常に時間がかかります。つまり、飲んで数日で100%効くと言うわけではありません。

大体1週間か2週間は必要なので、1月後半からの花粉の季節に合わせるためには成人式過ぎごろに飲むのがちょうどいいという事です。

症状が出る前に飲むのが一番良いのは、こうしたことがあるためです。

薬を使うのであれば、耳鼻科に行ってもらってくるのが良いですが、この時期危険なのがインフルエンザです。耳鼻科は特に注意が必要なので、不安な場合はドラッグストアで売っている市販の花粉症の薬、アレルギーの薬を使ってみてください。

いくつかご紹介すると、アレグラFX、クラリチンEX、アレジオン、ストナリニZ、エバステルALがあります。

ただどれも少し高いので、シーズンに合わせて意識的に飲んで、花粉が落ち着いたら一先ず辞めるとか、耳鼻科で相談してみるのがおすすめです。

ちなみに、鼻の中のかゆくなる場所、鼻水がよく出る場所にワセリンと言う油を塗るのも手です。これを塗っておくことで花粉が粘膜に当たらず、アレルギー反応が抑えられます。

 

ガーゼとコットンでマスクを強化

最後に、去年ですが環境省がマスクにひと手間を加えて、簡単に99%花粉予防する、というのを公開していました。

使うのは一般的な使い捨てマスクなどのような、普通の形のマスクで、化粧用のコットン1枚と、ガーゼを2枚です。

まずコットンを丸めて、ガーゼの1枚でくるんでおいて、もう1枚のガーゼをマスクの裏に普通に当てて使います。丸めてくるんだ化粧用コットンを、鼻の下に来るように置いて、そして装着してください。

これで99%の花粉が除去できます。息苦しい時は少しコットンを小さくしてください。男性の場合だと家にコットンが無いという事もあると思いますが、その場合は鼻あて部分のワイヤーを外側に折って、ぴったりフィットさせると花粉がだいぶカットできますので、おすすめです。

 

花粉用のメガネではなく、普通のメガネでも予防になる

また、目に来ることが多いという方には、花粉症対策のメガネというものも販売されていると思います。

保護メガネは65%ほどカットするとされていますが、実は普通のものでも4割は花粉を避けられるので、普通のサングラスなどでもかなり良い対策になります。

 

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属