Voicy更新しましたっ!
今回は、微熱は本当に大したことが無いのか?について。
健康情報を声で聞ける!
医療・健康ナビ なくすりーなはこちらから聞いてみて下さいね^^v
微熱の場合はどうしたら良いか
今回は前回の低体温の逆で、微熱の場合に注目していきます。
微熱とは、感染症法という法律によって定められています。それは、脇の下で計った体温が37.4℃以下、というものです。
ただ以前、体温は個人差があり、一概には言えないというお話をしました。今回はそうしたことも含めて「微熱」についてお伝えしたいと思います。
平熱プラス0.4度、0.5度で発熱、1度で高熱
感染症法でこのように定められていますが、これはかなり昔の事です。
昔の人は体温が若干高めだったので、今は平熱プラス0.4度、0.5度で発熱、1度で高熱と考えてください。
平熱の測り方は最初の体温についてで詳しくお話していますが、1日3回測るのを3日か4日続けて平均を取った数字が、自分の平熱の数字となります。
これはつまり、1回測って少し熱があるとか、何か高いなと思っても微熱があるとすぐに判断しない方が良い、という事でもあります。
出来れば1日中測って、その中で見てやっぱり今は熱が高いかも、と思ったら微熱と判断するぐらいがベストです。
微熱はほとんど問題ない
微熱ははっきり言って、ほとんど問題ないことが非常に多いです。
一時的な微熱や、微熱以外の症状が感じられない時は、自律神経が少し調子悪いとかストレスが重なっているだけで、それらが解消できれば治る、という事がよくあります。
何らかの病気がある場合は、微熱にプラスして確実に何らかの症状が同時に起きます。
一番代表的になる、微熱と鼻水、咳であれば普通の風邪の可能性があります。この場合は2日か3日様子を見て免疫力で治していくのがおすすめです。
ただし、起こる症状によっては重度な病のサインになるのも微熱です。
症状の重さによっては救急車を呼ぶことも考える
例えば微熱と疲れやだるさと同時にふらつきがある場合は貧血、白血病などが考えられます。
あと、微熱とだるさと食欲不振に加えて、白目の部分に黄疸があるとか、視界が黄ばんで見えるなどの場合は肝機能障害という肝臓に何らかの問題が起きている可能性があります。
さらに暑くて熱も感じているけど汗が出ていないという時は、熱中症の初期段階も考えられます。
他にも様々ありますが、一般的な風邪以外で、夜間や週末などの休日であれば救急外来を受診してください。
もし本当につらい、めちゃくちゃ疲れて体が動けないというような、重度の場合は救急車を呼んでしまって良いです。
症状の度合いによって、合った対処をしてください。重い場合は救急車を呼んで良いです。
逆に微熱だけであれば、あまり気にしなくても良いことの方が多いです。
実感する症状に合わせて対処を変えていくのがおすすめです。