Voicy更新しましたっ!
今回は、鉄欠乏女子のことを「テケジョ」って呼ぶそうで・・・。
そのことについて取り上げてみました!
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鉄分不足の女性は「テケジョ」?
ダヴィンチニュースさんの記事に「テケジョ=鉄欠乏女子」という言葉が載っていました。
女性とは、体の仕組み上、鉄欠乏・鉄分不足を非常に引き起こしやすいという特徴があります。
簡単に言えば、血液が失われる=鉄分がそのまま流れ出ている、と考えても問題ないほどです。
男性と比べたら、女性の方が圧倒的に、鉄分について注意しなければならないのです。今回はその鉄分不足、ということに関するお話です。
鉄欠乏症・鉄分不足のサイン
まず、自分が鉄分不足かどうか、という点です。
鉄分が不足しているときは、めまいがするとか、イライラする、体の調子が悪いといったことが起きますが、まず注意するポイントは、飴や氷など、固いものを噛んでしまう、爪が柔らかく割れやすい、妙に丸みが無い、というときは、鉄欠乏症のサインです。
鉄分が不足することで血液が上手く作れなくなります。人間は栄養を血液によって運んでいるため、様々な悪影響が起きます。
ヘモグロビン不足はあらゆる悪影響の原因に
鉄は血液において欠かせない成分ですが、その中でも血中にある「ヘモグロビン」のもとになるという点があります。
ヘモグロビンは酸素を末端や各臓器へと運ぶ働きがあります。ヘモグロビンが無ければ、人間の各部分は活動できません。ヘモグロビンが不足することは、体を動かすためのエネルギーが不足する、ということに直結するのです。
不足すると、疲れやすさを感じたり、末端の冷えとして現れます。さらに、人体の一番の末端である「髪の毛」「爪」に顕著に表れてきます。
さらに、女性にとって非常に重要である「妊娠」「出産時」には、鉄分はより不足していきます。
「授乳」は血液をそのままお子さんに分けている、と言えるほど鉄分が失われている
よく「妊娠時は子どもにも栄養を与える必要があるためたくさん栄養を取るように」と言われていますが、これは本当に重要なことです。
自分の体を作る、自分の活動と子どもを守るために必要な栄養に加えて、お子さんを育てていくための栄養も必要なのです。
特に産後、赤ちゃんに授乳する場合は、血液そのものを分け与え、飲ませていると考えてもおかしくないほど大量の栄養を含んでいます。
糖質、たんぱく質ももちろん重要ですが、鉄分も意識して取っていく必要があるのです。しかし、鉄分は体内に溜まりにくいという性質があります。
体内に鉄は貯め込められない
鉄分は人体に重要でありながらも、体内で貯めておくことはほぼ不可能です。
実は鉄は、取りすぎると逆に気持ち悪くなるとか、胃腸の調子を悪くする原因になります。
鉄の過剰症、と言いますが、過剰症が起きるほどの鉄分を短時間で摂取するのは、まず難しいです。
例えばレバーやお刺身などをたくさん食べたうえで、サプリメントでさらに一気に増やす、というレベルでない限り、起きないことです。
「もしかしたら鉄分不足かもしれない」と感じて突然、大量に摂取すると、過剰症になる可能性があるので、注意してください。
鉄分の補給は、まずは食事で
鉄分を補給するためには、まずはやはり「食事」でとることが一番おすすめです。
お肉、魚類が良いですが、赤身のお肉が特におすすめです。
一方、ホウレンソウなどにも鉄分が多いとして知られていますが、実は植物性のものは、お刺身などと言った動物性のものに比べるとあまり体に吸収されにくいことが分かっているので、出来れば動物性のものからとるようにしましょう。
また、鉄分のサプリメントもたくさんありますが、個人的には市販のお薬の方が良いような気がします。例えばCMなどでもたまに見かける「マスチゲンS」、「ファイチ」などは第二類医薬品として、市販薬として売られているため便利です。
回復しない場合は迷わず病院へ
ただ、どうしてもレバーやお刺身、お肉類が苦手とか、鉄分の薬を飲んだら気持ちが悪くなってしまうという方で、鉄分の補給が難しいという場合は、お医者さんにかかってみてください。
鉄分注射という、注射や点滴による補給もあるため、無理せずに病院に行きましょう。