Voicy更新しましたっ!
今回は、インフルエンザ予防にマスクは無効なのかどうか?
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インフルエンザ予防には、マスクは効かない
実は、インフルエンザの予防には、マスクはあまり適しません。
これは実際に厚労省も推奨していることです。
インフルエンザにおいてのマスクは「感染拡大を防ぐ」ことに役立ちます。
厚労省が定める「インフルエンザQ&A」では、インフルエンザ流行時の対策として
・咳(せき)エチケットの励行
・外出後の手洗い等
・適度な湿度の保持
・十分な休養とバランスのとれた栄養
・人混みや繁華街への外出を控える
としています。
つまり、せきによる飛沫を外の物、人に付着させないため=エチケットとしてのマスクが、一番有効な使い方ということです。
欧米ではマスクの習慣がそれほどないこともあり、厚労省と同じように、マスクに関する記述はありません。
しかし、感染拡大予防の一環として、イギリスでは「せきやくしゃみをするときはティッシュを使う」、アメリカでは「せきやくしゃみをするときは、鼻と口をティッシュで覆い、使用後は捨てる」という方法が推奨されています。
マスクをする意味とは
「それではマスクをする意味がないのでは」と思われそうですが、そんなことはありません。
アメリカのインフルエンザ予防活動の一つに、「手で自分の目や鼻や口に触れない」というものがあります。
不必要に目、鼻、口と言った部分に触れてしまうと、手に付着したウイルスが体内へと入ってしまいます。
マスクをすることで、不意に顔を触ってしまっても、体内へ入らないようにある程度は防げるということです。
こうしたことなどがあるため、外出をするときにマスクをするのは、一概には無意味とは言えません。
マスクをきちんと付けることが大切
最後に、マスクをつける上で最も大切なことが「マスクの付け方」です。
・鼻をしっかり隠す
・あごの下まで覆う
・鼻あての針金をきちんと鼻にフィットさせる
この3点を守りましょう。
最後の鼻あてですが、針金部分を一旦外側に折り返して、それから鼻に押し当ててみると、フィットしやすくなります。またメガネの曇り予防にもなるため、試してみてください。
マスクを予防のためだけにつける意味は、それほどありませんが、感染拡大を防ぐため、そしてせきのエチケットのためにはマスクはとても効果的です。
是非、家に常備しておいて、気になる時にはマスクをして出かけてみましょう。