夜中に足がつった!どうしたらいい?#1009

突然足がつったときは

つい先日、二日連続で足をつりました。

左足をつった翌日、右足がつって、とても痛い目に遭いました。

自分は以前も足がつったことがあり、その時は3週間ぐらい痛みが治らず、軽い肉離れを起こしていたという経験もあります。

実はの篤い時期は、足がつりやすい季節ということを思い出しましたので、今回取り上げてみたいと思います。

筋肉がつる・こむら返りという現象

まず筋肉がつるという現象は、筋肉が自分の意思とは関係なく、急激に収縮してしまい、激しい痛みが出るというものです。

これがふくらはぎで起こったものを、こむら返りと呼びます。

軽いものだと違和感だけで済むこともありますが、違和感があるまま無理に動かすと激痛が走り、最悪肉離れにまで進行する危険があります。

具体的に言うと、違和感のある状態は一段階目になり、無理せずにそのまま元に戻せます。

例えば背伸びをした瞬間に筋肉に違和感を感じても、ゆっくりと戻せば治まりますが、戻らずに激痛が走った状態が二段階目になり、そこからさらに超えると3段階目で、肉離れに至ります。

ちなみに先日の場合では、ギリギリ2段階目で止まった感覚です。

足がつる原因としては、汗による水分不足、ミネラル不足、運動や長時間の歩行による筋肉疲労が有名ですが、加齢や妊娠、一部の薬の副作用や持病が影響することもあり、はっきりした原因が分からない場合もあります。

言い換えれば、水分やマグネシウムを補給すれば改善する、とは限らないのが足のつりです。

無理をせずにゆっくりと動かしてみる

足がつってしまったときは、慌てて立ち上がったり歩き回ったりせずに、まずは落ち着いて、筋肉をゆっくり伸ばします。

ふくらはぎがつった場合は、膝を伸ばした状態で、つま先を自分の顔の方向へ、ゆっくり引き寄せて筋肉を伸ばします。

逆につま先を下側に伸ばそうとすると、ふくらはぎをさらに縮める動きになりますので避けてください。

手がつま先に届きにくい場合は、タオルを足裏にかけて、そのタオルをゆっくりと手前側へ引くというのも効果的です。

つま先を引き寄せる際、呼吸を止めずに、痛みが強くならない範囲で、ゆっくりと行うことがポイントです。

痛みが落ち着いた後は、ふくらはぎを軽くさする程度にとどめて、強いマッサージや無理なストレッチはしないようにしてください。

痛み止めのロキソニンなどは、その後に残る筋肉痛のような痛みには役立つことがありますが、無理をして動いてしまう原因にもなるため、使う際は注意が必要です。

もし万が一、何度も繰り返しつるとか、つった痛みが10分以上続く、しびれや力の入りにくさがある、むくみなどを伴う場合は、お医者さんに相談していただければと思います。

水分補給を欠かさずに

筋肉のつりを完全に防ぐ方法はありませんが、やはり夏場は汗とともに水分や電解質が失われやすいため、寝る前に麦茶などで水分補給をするのは対策になります。

スポーツドリンクを利用する場合は、糖質を控えたタイプを選ぶと良いかと思います。

また、就寝前にふくらはぎのストレッチをすると、筋肉が硬直せずに、つる頻度が減るという方もいます。

方法としては、壁に手をついて、片足を後ろへ引いて、かかとを床につけたまま前足の膝をゆっくり曲げるのは、ふくらはぎを無理なく伸ばせためおすすめです。

お薬については、漢方薬の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、筋肉のけいれんや痛みに対して実際に処方されることがあり、繰り返し足がつる方では就寝前に予防的に服用するケースもあります。

ただ、サプリメントのように自己判断で飲むお薬ではないですので、お医者さんに相談するのがベストです。

また、高齢者の場合で足をよくつるという方は、薬の副作用や基礎疾患が原因となっていることもあり、高齢になるにつれて原因が分かりづらくなってきます。

例えば、よく見てみると片方の足だけが急に腫れて赤くなって、強い痛みが長時間続くというようなときは、こむら返りではなく深部静脈血栓症のような血栓による病気が起こっている可能性もありますので、高齢者の場合は注意してください。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

相談されたい薬剤師
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属