閃輝暗点とは
先日、医療健康ナビ「なくすりーな」が配信1000回を迎え、記念配信としてパパ丸山さんとのコラボ生配信をしました。
その中で、パパ丸山さんが閃輝暗点を起こす、というお話をされていました。
閃輝暗点という言葉を聞いても、まず漢字から思い浮かばないという方も多いと思いますが、これは偏頭痛の前触れ、サインとして現れる症状の一つです。
今回はこの閃輝暗点について、まとめて行きたいと思います。
偏頭痛の予兆
閃輝暗点とは、閃く光の閃、輝くの輝、そして暗いの暗、点の点の4文字の言葉です。
何かの必殺技のような名前ですが、起こる症状も非常に特徴的で、突然視界の中にギザギザとした光が現れ、チカチカと輝きながら広がるというものです。
漫画で驚いた時に描かれる、ギザギザの吹き出しのような形が視界に浮かび、それが徐々に大きくなって、文字が欠けて見えたり、スマートフォンの画面が歪んで見えたりするのです。
多くの場合、数分から長くても1時間以内には自然に消えていきますが、現れた際には目の異常を疑うほど、視界にはっきりと映るという特徴があります。
閃輝暗点が起こったあと後は偏頭痛が起こることが多く、原因としては脳の視覚を処理する部分の働きが一時的に乱れることで起こる、というのが閃輝暗点になります。
今回のきっかけとなった、パパ丸山のお話では実際に、閃輝暗点が起きた1時間ごぐらいに偏頭痛が来ると言っていました。
閃輝暗点が起こったら
もし閃輝暗点が起きた時は、まずは安全を確保してください。
突然起こるものですので、例えば車の運転中や自転車に乗っている最中、駅のホームや階段を歩いているおtき、料理中などに起こると危険ですので、一旦作業を止めてください。
視界が欠けている状態ですので、普通に歩いているつもりでも実際にはふらついていることがあるため、まずは安全な場所に移動して、座って休んでください。
そしてできれば明るい光を避け、スマートフォンやパソコンの画面を見るのも控えた方が早く楽になります。
診察を受ける際のために、何時頃に始まったか、どんな見え方だったか、どれくらい続いたか、その後に頭痛が来たか、をメモしておくと役立ちます。
ちなみに閃輝暗点が初めて起きた際は、これが閃輝暗点かと自己判断して軽い偏頭痛だと見逃してしまうのが一番危険です。
典型的な閃輝暗点は、ギザギザした光やキラキラした模様が広がっていき、しばらくすると消えるというものですが、片目だけ見えなくなるとか、黒いカーテンが降りたように視界が欠ける、視界の一部だけが真っ暗になる、といった場合は、網膜剥離のような目そのものの病気の可能性もあるため注意してください。
また、50代以降で初めて閃輝暗点のうな症状が出た場合には、脳梗塞や脳腫瘍といった別の病気が隠れているケースもありますので、脳神経外科などの病院にてMRI検査をするのがベストです。
もし万が一、閃輝暗点に加えてろれつが回らないとか、片側の手足に力が入らない、言葉が出にくい、人の話が理解しにくいといった症状がある場合は、脳梗塞の可能性がありますので、すぐに救急車を呼んでださい。
また、閃輝暗点の症状が60分以上続く場合も危険ですので、すぐに脳神経外科で相談していただければと思います。
閃輝暗点を予防するために
閃輝暗点を完全にゼロにすることは難しいですが、偏頭痛の前兆として起きている場合には、偏頭痛の予防をすることで回数を抑えられる可能性があります。
そのために大切なのが記録です。
閃輝暗点がいつ起きたか、その後に頭痛が来たかはもちろん、その日の生活リズムも一緒に記録するのがベストです。
例えば睡眠不足だったのか、逆に寝過ぎだったか、朝食を抜いていたのか、水分不足だったのか、強いストレスがあったのか、台風や雨など天候の変化があったのか、コーヒーやアルコールを多く摂っていなかったかなどのような、きっかけになりそうなことを簡単に書き留めておきます。
女性であれば生理などについてもできるだけ書いておくのがベストです。
偏頭痛の引き金は千差万別あり、寝不足でも寝過ぎでも起きることがあり、空腹で起きる人もいれば、強い光やストレスがきっかけになる人もいます。
何回か記録を続けていくことで、自分だけの共通パターンが見えてくることがありますので、そこで自分にとっての引き金を把握して、少し調整すると改善する可能性があります。
最後に繰り返しになりますが、もし手足の麻痺や、ろれつが回らないとか、強い違和感がある場合は急を要する事態ですので、迷わず救急車を呼んでいただければと思います。
