年末年始を最高に楽しむための体調管理
12月も半ばに入り、今年も残りわずかですが、薬局の12月はなかなか忙しい時期になります。
患者さんも増え、様々なお薬を作る場面が出ていますが、これから特に増えるのが年末年始休みに関連して体調を崩すという方です。
年末年始に限らず、大型連休を迎えると、なぜか体調を崩してしまうという経験をしたことがある方も多いと思います。
仕事が一段落して、気が抜けたタイミングで風邪をひいたり、だるさが出たりするのは珍しいことではありません。これはやはり、生活リズムの変化によって自律神経が乱れやすくなることが大きな要因です。
今回は、体調を崩さずに、年末年始の休みをフルに楽しむための体調管理について、基本的なことも踏まえながら今一度まとめて行きたいと思います。
体調不良を招きやすい生活習慣に要注意
この時期に体調を崩しやすい原因として、まず挙げられるのが生活リズムのずれと、睡眠不足です。
やはり、休みによって就寝時間や起床時間が大きくずれてしまうと、体は環境の変化に対応しきれず、不調として表に出やすくなります。
特に忙しい年末やイベント続きの年始は、どうしても夜更かしや早起きが重なり、睡眠負債が蓄積しやすくなります。
睡眠は体を修復し、免疫力を整える重要な時間ですので、睡眠不足によって風邪や感染症にかかりやすくなるのです。
そしてもう一つ、忘年会や帰省による食べ過ぎ、飲み過ぎも大きな負担になります。
胃腸が休めない状態が続くことで眠りが浅くなり、疲労を翌日に持ち越しやすくなるとか、さらには暖房による乾燥やアルコールの影響で、知らず知らずのうちに水分不足になりやすいというのも大きな要因です。
体調を崩しやすい人の特徴
年末年始に体調不良を起こしやすい人の特徴をいくつか挙げると、まず普段の時から睡眠時間が短い人、職場環境などによって外食や飲み会が続きやすいという人は、自律神経への負担が蓄積する恐れが高いため、体調を崩しやすくなります。
具体的には睡眠時間が普段から6時間未満の人はかなり注意が必要です。
また、水分補給をコーヒーやお茶、お酒で済ませてしまう人も、慢性的な水分不足の状態になっていますので、注意が必要です。コーヒーや緑茶、アルコールには利尿作用があるため、水分が余分に排出され、体内の水分が不足しやすくなります。
加えて、胃腸がデリケートな人や、就寝前までスマートフォンなどを見続ける習慣がある人も、普段の睡眠によって体力が回復しにくく、体調を崩しやすいタイプとなります。
もし、微熱が数日続くとか、同時に息苦しさや胸の違和感があるなど、いつもと違う症状が出た場合は、単なる体調不良ではない可能性がありますので、動けるうちに医療機関を受診していただければと思います。
出来るだけ普段と変わらない過ごし方で過ごす
体調を崩さずに年末年始を楽しむためには、可能な限り普段通りの生活をすることが秘訣です。
例えば、就寝時間が多少遅くなった場合では、起床時間は普段より一時間程度のずれに抑えると、自律神経の乱れを最小限にできます。
食事もせっかくの忘年会新年会を楽しみつつ、ゆっくり噛んで味わうことを意識すると、食べ過ぎを防げます。
お酒を飲む際は、必ずチェイサーとして水を一緒に飲み、日中もこまめな水分補給を心がけましょう。
これは年末年始に限らず大切ですが、手洗いや消毒、換気といった基本的な感染対策も非常に重要になります
ちなみに年末年始は急病センターなどの一部を除いて、医療機関も多くは休みになるため、解熱鎮痛剤や風邪薬、緊急用のスポーツドリンクなどを常備しておくと安心かと思います。
個人的にも年末年始は好きですが、自律神経はあまり変化を好みませんので、体調としてはなるべくいつも通りを意識して過ごすことが、一番の体調管理になりますので意識していただければと思います。
