今年は飛散量が10倍で要注意!秋の花粉症!#553

Voicy更新しましたっ!

今回は今年特に注意したい、秋の花粉症についてのお話

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秋の花粉量が”例年の10倍”という恐れが

花粉症というと春頃が最もシーズンで、このvoicyでもインフルエンザや熱中症のように、注意喚起として度々触れております。

ただ、実は秋にも花粉が飛び、花粉症となることがあります。

これは450回の配信で詳しく触れておりますので、そちらを参考にしてみていただければと思いますが、今年は秋の花粉の飛散量が「例年の10倍」となる恐れがあります。

春の花粉症と秋の花粉症の違い

まず、450回にも重なりますが、おさらいとして春と秋の花粉症の違いをまとめて行きます。

違いは単純明快で、飛ぶ花粉の種類が違う、という点です。

春はスギやヒノキといった木からですが、秋はブタクサやヨモギといったところから飛びます。

秋の花粉では患者の数が少ないですが、それはそもそも春よりも花粉の量が少ないためです。

そして、理論上では、春に花粉症が出るという方の、4人に3人ほどは秋の植物の花粉でも花粉症になる、とされています。

つまり、秋の花粉の飛散量が多いということであれば、今年これから花粉症の患者さんが増える可能性があるのです。

秋の花粉が多い原因

タイトルにしたように、今年は秋の花粉の飛散量が例年の10倍となる恐れがありますが、この原因はいくつかあります。

例えば天気が良く、気温も高い日が例年よりも多いとか、今年は例年よりも台風があまり日本に上陸せずにそれていったという年でもあります。

台風の影響がないということは川沿いにあるブタクサなどの雑草類にダメージとならず、そのまま成長してしまったため花粉の量が多い可能性が高い、という見方ができます。

そして実際、先月の9月半ばごろから、花粉症の症状で薬局に来られる方がすでに例年よりも多かったという事実もあります。

春に毎年花粉症に悩まされる方は、今こそ、気を付けてください。

症状と対策は春の花粉症と同じ

秋の花粉症であっても、メカニズムは春と同じアレルギー反応ですので、対策も症状も春のと同じようになります。

特に384回で詳しく触れておりますので、そちらも参考にしてみてください。

症状で言うと、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった一般的な物ですが、今はcovid-19との見分けが若干難しいです。

ポイントはやはり、発熱があるかどうかで、熱がある場合は花粉症ではなくcovid-19か普通の風邪を疑うのが良いかと思います。

他には、外にいるときは症状が出るけど部屋の中、室内では一時的に収まる、というときも花粉を吸い込んだことによるアレルギー反応の可能性が高いです。

対策は以前お伝えしたように、アレルギー反応ですので、症状が出る前にお薬を飲んでおくのがベストですが、急に症状が出てしまったという方も、できるだけ早めに飲むようにしてください。

お薬はアレグラEXやクラリチンなど、市販でも処方されるものとほぼ同じ成分のお薬がありますので、それを使って頂ければと思います。

辛い時はアレルギー用の点鼻薬、目のかゆみが厳しい時はアレルギー用、花粉症と書いてある目薬を使っていきましょう。

もし市販のものもあまり効かないほどの場合は、耳鼻科や内科に行くと、市販のとは少し違うタイプのものが処方されますので、遠慮なく相談に行ってみてください。

ウレタンマスクでは花粉を防げない

そしてマスク社会になって久しい中、ウレタンマスクが依然として人気ですが、ウレタンマスクではエアロゾル感染が防げないのと同時に花粉も防ぐことができません。

単純に不織布マスクよりも非常に目が粗いため花粉をそのまま吸いこみます。

ですので、花粉対策の場合では必ず不織布マスクを使ってください。

最後に、前回の花粉症の回でも取り上げましたが、室内のcovid-19の対策として換気をする必要がありますが、花粉の季節だと花粉が室内に入り込むという問題があります。

この時は換気扇を使ったり、部屋のドアを開けたりして、どうにか空気を回していくというのが唯一の方法になります。

どうしても難しい場合は5分ほど窓を開けてすぐ締めるとか、空気清浄機を使って花粉を取り除くというのも手になりますので、検討して頂ければと思います。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属