Voicy更新しましたっ!
今回はランチ後はどうしても眠くなってしまうと言う話。
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お昼の眠気の原因
大人でも子供でも、お昼ご飯を食べたら眠気が来る、ということがあると思います。これは体内時計のリズムや、睡眠不足、血糖値の上昇、そして副交感神経の働きなどによって起きています。稀に「胃に血液が集まってるから脳に血がいかなくなって、能力が低下する」などと言われますが、実は間違いです。
毎日のランチの後に必ず眠くなって困っている、というような方がいたら参考にしてみてください。
インスリンの働きが大きい
まず「胃に血液が行くから脳の活動が低下して眠くなる」と言うのは間違いです。
体内時計などの影響によって起きていることですが、確かにご飯の影響が全くないわけではありません。
大きな理由の一つに、血糖値が上がったために分泌される、インスリンの働きがあります。
インスリンは食事で血糖値が上がると、それを下げるために出てきますが、たくさん出すぎてしまって、血糖値が下がりすぎる、ということがあります。
その働きで、頭がぼーっとする、やる気が出ないという影響がでます。
また、普段から血糖値が高めという方、いわゆるインスリンが出る前のこの働きで眠くなる、と言う現象が起きます。
どちらも同じように眠くなりますが、メカニズムは若干の違いがあります。
胃に血液が行くのではなく、副交感神経が消化に働くため
もう一つ、大きな理由は副交感神経にあります。
食べ物を消化するために、副交感神経が指令を出すためです。
以前も何度か、副交感神経が優位になるため眠気が取れない、やる気が出ない、とご紹介しましたが、これが食後に現れるため、食事を取ったら眠くなるのです。
体をリラックスさせて、消化吸収のために働こうとすることから、やる気のなさ、強い眠気として現れます。
この対策は食事を変えるのが一番早く、確実です。
血糖値を急激に上げないこと
お昼からの眠気の対策は「血糖値を急に上げない」ことを意識してみてください。
特に注意なのが、白いご飯、パン、麺物といった炭水化物とスイーツです。
ご飯は玄米、麺物はお蕎麦などに変えると、それほど高く上昇しないため、便利です。またサラダ類を先に食べて、急激に血糖値が上昇するのを抑える、と言うのもおすすめです。
10分から20分程度、長くても30分ほど横になって寝てしまって、眠気を取るというのも手です。普段から睡眠不足という方は、3分、5分程度目をつぶって楽になるだけでも、割とシャキッとしますので、試してみてください。
最後に、お昼ご飯を食べていなくても、お昼過ぎには眠くなる、ということもあります。
最初に書いたように、体内時計や生活リズムの影響、そして睡眠不足によって起きている可能性があるため、もし心当たりがあれば、その改善もしてみてください。