Voicy更新しましたっ!
記念すべき200回目は、保育園や学校を休ませる基準について。
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子供を「休ませる」「行かせる」判断
前回、「食う・寝る・遊ぶ」が問題なく出来れば大丈夫、とご紹介しましたが、それは「病院にかかるかどうか」という点において、のことでした。
今回は、幼稚園や保育園、小学校など、「家で休ませる」のか「行かせる」のか、という判断についてです。
幼稚園や保育園は少しでも「熱がある」と基本的に帰らせる
特に幼稚園や保育園においてですが、「微熱があるので帰らせます」という判断をされることがあります。
37度2分、4分ほどで、とても高熱とは言えないレベルの、ほんの少しの熱でもある場合はすぐに帰らせて、「病院に診てもらってください」と言われることがよくあります。
実はこれは、医療的には無意味で、個人的にも同じく全く意味がないと思っています。
前項でも、そして前回もお伝えしたように「食う」「寝る」「遊ぶ」ができていれば、それぐらいの微熱であれば、簡単に治ります。
言い換えれば、それらが充分出来ている前提ではありますが、単に微熱があるから病院行ってくださいという判断は、正直に言って間違ってる、と言えるほどです。
ただし、感染症の疑い・リスク管理の観点からは仕方のない判断
ただ、幼稚園や保育園という、幼児が数十人も集まって共同で過ごしている中で、熱がある子がいれば、何らかの集団感染の引き金になるかもしれない、と思われるのは、ごく自然の事です。
いろいろな場面でそうですが「初動が大事」と言われる以上、微熱があれば病院へ、というのは仕方無いといえます。
ですが、この裏返しとして「些細なことでも病院にかかる」という現状につながってしまっています。
「ちょっと熱があるみたいで、先生が病院にかかるようにと言っていたので来ました。」という方がよく訪れます。
何とも無ければ良いですが、そこで病院に行ってしまったがために、インフルエンザなどをもらってしまって、重症化してしまう、ということが往々にしてあります。
現時点ではルールとして定められている
個人的には軽症で病院にかかるのは、とてもリスクが高いことと思っていて、全くおすすめできませんが、実はこれは前項のリスク管理の観点こともあって、ルールとして定められているのです。
先生から親御さんへ、迎えに来るように連絡が行きます。小学校であれば一人で早退ということもあります。
幼稚園や保育園、学校を休んだら元気が出てくるという場合
最後に、学校などに通っているお子さんがいる親御さんなら、一度は経験があると思いますが「休むとなった時から元気が出てくる」ということです。
これは自分も経験があるぐらい、よくあることです。
朝出かける前のちょっとした時間だけ機嫌が悪い、元気がなく、行かないとなった時から元気が出てくる、というケースです。
前の日に遊びすぎたとか、何かを引きずったまま寝てしまい朝起きても覚えていて行きたくない、などがあるかもしれません。
これは個人的には、基本的には少しでも元気になったら、遅くなってでも出席させるようにしています。
意外に行ってみると元通りに元気になって帰ってくることが多いので、できるだけ出席させてみましょう。
ちょっとした相談事は「児童相談所」を活用する
ただし、毎日続くようであれば、何か大きな原因があるため、何かしらの対策をしてください。
自分のおすすめとしては「児童相談所への相談」です。
児童相談所は名前の通り、子どもにまつわる様々な相談が可能な場所で、ちょっとした子供の不調、原因が学校や幼稚園にあるかもしれないという場合の相談に、とても便利な場所です。
さらに、児童相談所にはお医者さんが常駐しており、実際に診てもらうこともできます。
心の問題があるかもしれない、と思っていきなり精神科や心療内科に行くのはお子さんはもちろん親御さんにとっても、負担になると思います。
そこで、まずは児童相談所に相談してみて、そこでアドバイスなり、別のお医者さんの紹介などを受けて見るのが、一番おすすめです。
児童相談所を利用するのも抵抗がある、というのは確かにそうですが、親御さんにもお子さんにも、親身になって対応をしてくれる場所ですので、どこに相談したらよいか分からない、ということがあれば、是非活用してみましょう。