Voicy更新しましたっ!
今回はいただいたコメントから、頭皮のトラブルのお話
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頭皮に出るかゆみ・ふけ
冬と言えば、乾燥する季節で、特に顔や手指のお肌がカサカサする、というのも厄介なトラブルの一つだと思います。
今回はそのお肌の中でも「頭皮」も皮膚の一つで、かさついたり、かゆくなったりします。
顔のお肌でも、古くなった角質が取れていくように、頭皮でも同じように取れていきます。
これが「ふけ」となります。
今回はこの頭皮のかゆみ、ふけについて触れていきます。
頭皮にいる「マラセチア菌」
まず、なぜふけが出るかですが、前述したように古くなった角質、表面の頭皮ですので、誰でも出ます。
ただ、頭皮にはこれとは別で、「マラセチア菌」という物が存在します。
この菌は頭皮にいるもので、頭皮で雑菌の侵入を防ぐために働きます。
これと、通常で分泌される皮脂のバランスが崩れると、ふけが一気に大量に発生します。
例えば、マラセチア菌は皮脂がエサとなるため、エサが大量に増えることで菌が不必要に増殖しすぎて、地肌に刺激となって、結果的に皮脂がさらに大量に出てふけが増える、といったものです。
これは分類では脂性ふけと言われることもあり、名前の通り脂っぽいふけになります。
一方で、頭皮を洗いすぎて、皮脂が少なくなりすぎると、頭皮を守るマラセチア菌の量も激減してしまい、必要最低限の数も割ることになります。
そうすると、他の雑菌による刺激を受けることになります。
他の雑菌によって、未熟な角質が次から次にはがれてしまって、同じようにふけとして出ます。
これが乾性ふけで、パサパサと乾いたものになります。
乾燥しやすい冬場に起こりやすいタイプで、他には朝シャンとかで朝夜で1日2回シャンプーをして、頭を洗いすぎてしまうと起こることもあります。
また雑菌によって、頭皮で炎症となるので、かゆみも出ます。
この二つの、脂性と乾性のふけは成り立ちが違うため、対策も少しですが変わってきますので、注意が必要です。
脂性と乾性で対策が変わる
対策と言っても、基本的にはシャンプーの違いで治していきます。
ただし注意するのが、同じ「薬用シャンプーふけ用」というものでも、脂性用か、乾性用かを見極める、という部分です。
脂性であればマラセチア菌を殺す作用がある薬用シャンプーを使ってください。
具体的にはコラージュフルフルネクストシリーズ、というものがあります。
これは製薬会社さんが出してる薬用シャンプーで、リンスもある上にシリーズとしていくつかの種類があるため、とっても便利です。
例えば髪を少ししっとりさせたいとか、逆にしっかり乾いたままでいたいなど、ある程度シャンプーの好みに差があると思いますが、それらをカバーできるよう作られているため、様々な人におすすめできます。
乾性には保湿ローションも
乾性ふけ用シャンプーもありますが、あえてシャンプーではなく、コメントでもいただいた保湿ローションも非常におすすめです。
乾性には保湿で充分効果があるので、ヒフメディックpHローションで、かゆみが収まったら一先ず使わない、という使い方で問題ありません。
ただ、保湿ローションは使う量にポイントがあり、手のひらに10円玉大の大きさでとって、これを手のひら2枚分の広さに塗り込む、という風にやってみてください。
頭全体だと、個人差はあると思いますが1回で手のひら2枚分塗って、それで2回塗ると丁度良いかと思います。
これをしばらく使っても、効果が見られなかった場合は、別の病の可能性があるので、皮膚科さんに頭皮を診てもらいましょう。
例えばアトピー性皮膚炎とか、脂漏性皮膚炎、尋常性乾癬頭部剥製など、病院からのお薬でないと治せないケースがあります。
正しく髪を洗って、ふけ・かゆみを予防
予防ですが、脂性も乾性も、どちらもやはり「正しい洗髪」に尽きます。
有名ですが毛よりも毛穴、頭皮を洗うイメージで、優しく洗ってください。
ペースは最低でも2日に1回は洗ってください。
洗う時のポイントとしては、洗う前、髪が乾いている時に、軽くブラッシングをしてみてください。
そうすると髪の毛のほつれ、余分な抜け毛が落ちて、汚れがとれやすくなります。
また刺激することで脂が浮いて、汚れが浮かんでくるので、ぬるま湯で流すだけで大きく汚れが取れていきます。
なのでシャンプーをつける前に必ず、ぬるま湯で流して、洗ってください。ぬるま湯だけで指で洗うと、8割ぐらいの汚れはこれで落ちますので、最初は必ずシャンプーを使わずに洗ってみてください。
ポイントは熱いお湯ではなく、少しぬるいお湯で洗うことです。
熱いお湯だと必要な分の皮脂まで流れてしまって、改善されないとか悪化する危険があります。また同時に、爪を立てて頭皮をこすらないように、指の腹でマッサージする感じで洗ってください。
これで充分汚れが落ちていきます。
シャンプーは手で泡立ててからつける
続いてシャンプーですが、必ず手のひらにとって、泡立ててから髪につけてください。
頭皮にかかる刺激も抑えられる上に、高いものだと洗浄成分があまり入っておらず、どちらかというと泡立ちにくいので、手で泡立ててからつけると、髪や頭皮への刺激を最小限に抑えられるので、おすすめです。
シャンプーを付けた後、洗い流してすすいでいきますが、すすぎ残しがあると大きなダメージになって、ふけの原因となるので、しっかりすすいでください。
そして最後、お風呂から上がった後ですが、必ず、髪の毛をしっかりとドライヤーで乾かしてください。
髪が濡れたままだと、雑菌にとって良い環境になり、結果的にふけの原因となるのでしっかり乾かしてください。
日頃の生活習慣も影響が
顔のニキビとかお肌のトラブルでも度々言われますが、頭皮でもやはり、日々の生活習慣が影響します。
例えば、脂身の多いお肉や揚げ物をたくさん食べるとか、アルコールをたくさん飲むと、皮脂が多く出るとか、ストレス、睡眠不足も皮脂のバランスが崩れる、と言ったことが起きますので、頭皮のトラブルとして現れることがあります。
頭皮は紫外線も大きく受けやすいので、特に夏場は帽子や日傘で、紫外線を防いでいくのも良い予防になります。