Voicy更新しましたっ!
今回は、季節外れで流行っているインフルエンザの話。
健康情報を声で聞ける!
医療・健康ナビ なくすりーなはこちらから聞いてみて下さいね^^v
インフルエンザは季節関係なく強い
最近、季節外れのインフルエンザが流行することがあります。
最近の研究で分かったようなのですが、インフルエンザウイルスは夏でも冬でも同じぐらいの活動力がある、ということが分かりました。
これはつまり、強さが変わらないということであり、感染も同じようにする、ということです。
確かに、普段よりも早いうちに流行するとか、地域ごとで局所的にぽつぽつと流行する、ということは昔から毎年ではないですが、たまにあったと思います。ただ、夏出も同じようにウイルスが存在して、感染する可能性があるというのは、個人的にもとっても驚きました。
今回は「季節外れの」インフルエンザについてのお話です。
暖かい時期はのどが保湿されている
夏に流行らない原因を考えてみると、まずはやはり喉がしっかりと保湿されているため、と考えられます。
基本的に日本の夏は高温多湿で、湿度が非常に高く、ウイルスを外に出す働きは充分ある、と言えます。例えば湿度が低いとウイルスが舞い上がって、吸い込まれやすくなる、付着しやすくなって感染しますが、夏はそういったことはほとんどないと思います。
こうしたことからも、夏にはインフルエンザには感染しにくいと言えますが、冬と同じようにウイルスが存在している以上、夏でも感染する可能性はあります。
猛暑は、どれだけ注意しても自律神経が狂いやすくなる
この理由はやっぱり、自律神経の不調で、免疫力が落ちるためであると考えられます。特に今年の夏は、例年と比べてみても凄まじい暑さだったと思います。これで体調を崩す方が多く、結果としてインフルエンザに感染するという方が現れた、と推測できます。
夏のインフルエンザの予防は、冬と全く同じ
単に夏もウイルスが存在する、ということなので、感染経路や予防法は通常のインフルエンザと全く同じで大丈夫です。
インフルエンザのウイルスは飛沫感染するので、例えば菌を持っている方のくしゃみや鼻水と言ったものが拡散してしまい、これが何らかの原因で体内に入ってしまうと、インフルエンザになります。
なので手洗いうがいをしっかりとする、そして風邪っぽい症状があったら拡散を防ぐためにマスクを使う、また手洗いには消毒アルコールで充分殺菌する、などをしてください。
ポイントは、階段やバスの手すりなど、金属のものに注意してください。金属のものはインフルエンザの菌が長生きするようで、それを触った手で目や鼻をこするのは非常に危険です。
また、喉に菌が付着したときは、15分から20分に1回ぐらいのペースで、お茶を一口飲んでみると、のどから体に入る前に洗い流せるので、是非普段からお茶を飲んでみてください。夏には水分補給にも便利なので、とってもおすすめです。
インフルエンザの新しい薬が
最後に、インフルエンザウイルスの薬に、新しいものが開発されました。
1錠か2錠、1回飲むだけで治療が終わる、というものです。本当に1回1錠か2錠飲むだけで治療が終わるため、劇的に早く治るようになり、インフルエンザの治療が大きく変化するように思います。
ただインフルエンザがなくなるわけではなく、点滴で治療した方が良い場合などがあるので一概には言えないですが、それにしても凄い薬になると思っています。
夏のインフルにも注意して、免疫力が落ちないように、乗り切っていきましょう。