Voicy更新しましたっ!
今回は子供さんが夏にかかる病気。
ベスト3についてです。
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夏にお子さんが気を付けてほしい病
冬はノロウイルス、インフルエンザなどがありますが、夏にもいくつか注意してほしい病があります。
例えば食中毒が有名ですが、今回ご紹介したいのは「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」です。
この3つはお子さんに特に注意してほしい病で、全てウイルス性のものなので感染によって発症する病です。
症状は3つとも若干似ており、高い熱、のどの痛み、せきが共通していますが、わずかに違いがあります。今回は夏に特に気をつけてほしいこの3つについてです。
手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱の症状
まずは有名な「手足口病」ですが、これは手足に水膨れのようなぽつぽつとした湿疹、口内炎が出来るものです。
ヘルパンギーナはのどの症状が酷いのが特徴で、酷いせきはもちろんですが食べ物や飲み物を食べる、飲み込むのも痛すぎて難しいというぐらいの症状が出ます。
プール熱はのどや熱以外に、目の痛み、かゆみの症状が出て、結膜炎を起こします。
この3つは大人も子どもを通して感染することがありますが、よほど弱っている時などでない限り、症状が出ることはあまりありません。ただし、プール熱が大人にかかると、膀胱炎や胃腸炎を引き起こす可能性もあるため、注意してください。
予防は風邪の対策と同じ
どれもウイルス性ですが、それは風邪もほぼ同じです。
なので、予防も風邪の対策と同じで充分できます。
例えば手洗いうがいを徹底すること、栄養と睡眠を充分とって免疫力を上げることを一番に行いましょう。
ただし、プール熱はノロウイルスのように、普通のアルコールでは効かないため、有機酸が入っているものを使ってください。また目に症状が出ると言いましたが、これは目にプールの水が入って、それが原因となるためです。
なので、プールから上がった時に真水で目を洗うとか、帰ってきてから目薬をして洗い流す、なども有効です。
ちなみに、プールに塩素を入れて消毒するのは、このプール熱を防ぐためです。
万が一かかってしまっても、治療薬はありません
これはウイルス性の病なので、抗生剤が効かないため、最適な治療薬というのはありません。
逆に言えば病院に行く必要はなく、対症療法と、自身の免疫によって自然と治せるものでもあります。
もし酷いのどの痛みなどで、ご飯がほとんど食べられない場合は、のどにやさしい、通っていきやすいものを食べてください。例えばウイダーインゼリーのような栄養補給できるゼリーは非常に便利で、あとアイスクリーム、プリンも糖分と脂質を補給できるため、便利です。
ただし、ヨーグルトなど乳酸菌が含まれるものは、酸の一つなので刺激となってしまって、痛みを感じやすくなるとか、炎症の原因になるので、避けてください。
そして水分補給もしっかりとしてください。もし水分も取れないほど強い痛みであれば、点滴で補給する必要があるため、すぐに病院に行ってください。