Voicy更新しましたっ!
今回は頂いたコメントから、お日様の光にまつわるお話。
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夏の強い日差しを浴びると疲れるワケ
先日の夏バテの回に関連して、あるコメントをいただきました。
「太陽を長時間浴びるとぐったりと疲れる」というものです。外仕事がメインの方などであれば、よくわかると思います。
これは、太陽の光が強く出ているという事はその分暑さも感じる、というのが一つですが、実はもう一つ「紫外線」も影響しています。
特に女性の方に聞き馴染みがある「活性酸素」がカギを握っています。
活性酸素が疲れの原因に
活性酸素とは、簡単に言うと紫外線が皮膚に当たることで体内に生まれるもので、特にお肌に大きなダメージを与えるやっかいなものです。
活性酸素がお肌に強いストレスをかけてしまい、黒く色素沈着を起こしたり、シミ、シワを作ります。一般的に言う「日焼け」も色素沈着で起きています。
実はこの活性酸素そのものが、疲れを感じさせる原因です。
活性酸素が体内で生まれると、血液に乗って体内を巡りますが、体は活性酸素を取り除こうと免疫細胞が働きますので、それだけで体力を消費するのです。
免疫細胞が働くということは、風邪を引いてるときのような、特有のだるさを感じることになります。
もし長い間紫外線を浴びて、たくさんの活性酸素が生まれてしまうと、免疫細胞もその分懸命に働きますので、より疲れやすくなる、と言う仕組みなのです。
体を動かしているかどうかが大切
ただ、以前夏は太りやすいのに疲れる、というようなお話をしていて、少し矛盾する感じに思われそうですが、両方とも正しい、と言えます。
なぜかというと、先述のような外仕事が主でずっと外にいる人は、より疲れやすいですが、その分汗をかいたり体を動かしてエネルギーを使うため、疲れた分痩せやすいです。
しかし、夏場室内中心の生活になってしまうと、体温を下げるために汗をかくぐらいのエネルギーしか使わないため太りやすいと言えます。
紫外線をカットすることが一番
活性酸素を作るのは紫外線ですので、紫外線を体に受けないことが一番の対策になります。
俗に言う「UVカット」の服、アイテムを活用してください。
薄手のパーカーとかシャツでも、UVカット加工がされているものがたくさん出ていると思います。
アイテムだと日傘、サングラスが良く挙げられますが、これらの製品は、あくまでもUVカット”加工”がされているもので、洗ったりすると寿命を迎えてしまいます。
およそ2年か3年近く使い続けると、UVカットの効果が得られなくなるので、もし買ってから使い続けて、時間がたっているものは、買い替えるのがおすすめです。
ちなみにサングラスですが、目も紫外線が当たるとかなりのダメージになる上、脳に疲れがたまって頭が回らなくなると言ったことが起こりますので、目の保護にも注意してください。
UVカット加工がされていないものでは、色が濃い服は紫外線を遮断する効果があります。しかし、夏の暑い日に黒い服を着るのは単純に、非常に暑く体温が高まります。
紫外線をカットするのよりも熱中症のリスクが高まりますので、出来ればUVカット加工の衣服を使うのがベストです。
活性酸素が入ったら、ビタミンC、ビタミンB1の補給を
もし紫外線を大きく浴びたなと思った時、夏の外から帰ってきてどっと疲れたようなときは、ビタミンCを補給してみてください。
ビタミンCは活性酸素を大きく減らす効果があり、夏場の疲労回復にとっても便利です。
オレンジやレモンなど様々な柑橘類に含まれていることで有名で、飲み物やサプリメントも挙げたらきりがないほど出ていると思いますので、ぜひとってみてください。
サプリメントでも、安価なものもたくさん出ていて、個人的には「アスコルビン酸」という粉で良く補給しています。
これにクエン酸をプラスして、水で混ぜて溶かして飲むと、かなり良いビタミンC補給になると思いますが、とてつもなく酸っぱい飲み物になります。
なので少しだけ砂糖を足して、飲みやすくするなどで調節してみてください。
ただし、ビタミンCは1日1000ミリまでしか、吸収されないという特徴があります。
多くとっても単に尿になって出るだけなので、多少は多くとっても大丈夫ですが、多くとるほど効果があるというものではなく、それよりもこまめにとることを意識してください。
ちなみに、尋常じゃないほどの量のビタミンCを取ると、下痢を起こす可能性がありますので、たくさんのサプリメントを一気に飲むようなことは、辞めてください。
また、夏場は疲労回復効果やエネルギーの補給に便利なので、活用してみてください。