Voicy更新しましたっ!
今回は春のぽかぽか陽気でついしてしまう昼寝について。
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昼寝でリフレッシュ&パフォーマンス向上
昼寝をすることで、体力が回復して午後からの作業のパフォーマンスが上がる、と聞いたことがある方も多いと思います。
これは本当のことで、特に15分から20分ほどのお昼寝がとってもおすすめです。
今回は、おすすめな昼寝の仕方、逆におすすめできないお昼寝の仕方、と言ったことについてのお話です。
NASA推奨のお昼寝法「パワーナップ」
15分から20分程度の昼寝は体に良く、ちょっとした体力回復にとても効果的です。
特に今回ご紹介したいのが、アメリカの宇宙開発機関でお馴染みのNASAが推奨している「パワーナップ」というお昼寝の手順です。
お昼寝の前と後で、仕事効率はおよそ3割以上、注意力は5割以上も向上するとされています。
具体的にどうやるのかというと、単純に、お昼ご飯を食べた後に軽い眠気が来たところで、15分から20分寝るというだけです。
カフェインを取ってタイマーをかけること
ただし、ポイントとして、寝る前に「カフェイン」を摂取して、タイマーをセットしてください。
ジュースやエナジードリンクのようなものでなくとも、お茶やコーヒーで充分です。
カフェインは取ってから15分から20分ほどで体に吸収されて作用するのと同時に、タイマーによって強制的に目覚めることで、とってもすっきりと、無理なく起きることができます。
姿勢は横になるのが推奨されていますが、難しい場合は自分がリラックスできる姿勢であれば大丈夫です。
椅子に座ったまま、机に突っ伏す形など、どういったものでも大丈夫ですが、出来るだけ、体に負担にならない「横になる」姿勢で寝るのがベストです。
そして、起きた後は腕や首を回すなどのようなストレッチをすると、よりスッキリと目覚められます。
長い昼寝は逆に疲れの原因に
昼寝が長くなると、「睡眠」となってしまい、逆に起きてから寝ぼけたような状態になるため、おすすめできません。
なぜ「15分から20分」としているかというと、これはおよそ30分以上寝ると、脳が完全に眠りにつく、睡眠の状態に徐々に入っていくためです。
15分から20分という時間は、睡眠に入る直前の状態で、食後に感じるうっすらとした眠気だけを取り除くのに最も丁度いい時間なのです。
さらに、これは若い人ほど早い時間で眠りのモードに入りやすいため、30分よりも早うちに、昼寝を切り上げるのがベスト、というわけです。
1時間以上の昼寝は危険
逆に30分をさらに過ぎ、1時間も超えるほどの昼寝は、危険といえるレベルなので、避けてください。
なぜかというと、作業効率や注意力が、前と後で大幅に削られてしまうためです。眠気を取ってスッキリするはずが、逆に気だるさを上げてしまい、眠気を大きく残したまま活動することになるのです。
個人的にも、お昼の時間が空いていることが多く、1時間以上昼寝するということがよくあり、その時に頭がぼーっとすることも感じていました。
これは「睡眠惰性」という現象です。
1時間昼寝した場合、その後1時間活動しても、パフォーマンスが8割しか戻らず、通常の100%に戻るためにはさらに長い時間が必要、と言われています。
お昼休みでちょっとした眠気覚ましに、お昼寝はとても有効です。
お昼寝をする場合は、長くても30分以内に収めるようするのが一番おすすめです。